石井琢朗氏 巨人2軍監督就任へ 選手育成に定評ある名指導者5年ぶり復帰 桑田氏の後任

[ 2025年11月4日 05:00 ]

巨人の2軍監督に就任することが分かった石井琢朗氏
Photo By スポニチ

 巨人の来季2軍監督に前DeNA野手コーチの石井琢朗氏(55)が就任することが3日、分かった。巨人では1軍野手総合コーチを21年まで2年間務めて以来、5年ぶりの復帰。3位でリーグ連覇を逃し、桑田真澄2軍監督(57)が今季限りで退団するなど体制見直しを図る中、4球団で指導実績を持ち、選手育成に定評のある同氏に重要ポストを任せる。

 チームはヘッドを置かず、オフェンス、ディフェンス、バッテリーの3部門にチーフを置く来季コーチ陣容を発表したばかり。2、3軍も同様の形として全軍で連携を図る体制に刷新した中で、選手育成に定評のある石井氏に声がかかった。

 現役時代に通算2432安打を放ったヒットメーカー。横浜(現DeNA)の正遊撃手として98年には38年ぶりのリーグ優勝と日本一に導いた。広島での現役最終年の12年から兼任コーチを務め、引退後は広島、ヤクルト、巨人、DeNAでコーチを歴任。先月28日にDeNAからの退団が発表されていた。

 自身が投手から野手に転向した苦労を経験しているだけに、根気強く、選手に寄り添った指導で知られる。「何でできないんだ」ではなく、「できなくて当たり前」の姿勢で向き合う。広島では丸に今や代名詞となったヒッチ打法のきっかけを与え球界を代表する選手にまで成長させた。

 ヤクルト時代には当時新人だった村上を1軍に定着させた。巨人では吉川らを指導。22年からのDeNAでの4年間は森敬ら若手野手陣の育成に尽力した。24年には26年ぶりの日本シリーズ制覇にも貢献し、今季は主に2軍選手を担当した。

 V奪回を狙う来季。主砲の岡本が今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指すため、若手の底上げは不可欠。選手として在籍経験を持たずに2軍監督を務めるのは、17年途中から配置転換された内田順三氏以来、開幕時からの就任は57年新田恭一氏以来だ。石井氏に求められるのは石塚ら有望株の育成、そして1軍への供給。手腕が期待される。

 ◇石井 琢朗(いしい・たくろう)1970年(昭45)8月25日生まれ、栃木県出身の55歳。足利工から88年ドラフト外で投手として大洋(現DeNA)に入団し、92年に内野手転向。98年に最多安打、盗塁王に輝き日本一に貢献した。09年に広島に移籍し、12年にコーチ兼任。同年限りで現役引退。通算成績は2413試合で打率.282、102本塁打、670打点、358盗塁。広島、ヤクルト、巨人でコーチを歴任し、22年からDeNAに復帰。右投げ左打ち。

続きを表示

「巨人」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年11月4日のニュース