阪神ドラ1 創価大・立石正広 原辰徳氏から激励「500本くらい打てるように」逆方向に豪快弾放つ

[ 2025年11月3日 05:00 ]

関東地区大学野球選手権1回戦   創価大9―3千葉経大 ( 2025年11月2日    横浜 )

<千葉経済大・創価大>5回、2ランを放つ創価大・立石(撮影・松永 柊斗)
Photo By スポニチ

 明治神宮大会(14日開幕)の出場2枠を争う関東地区大学野球選手権が2日に横浜スタジアムで開幕し、阪神からドラフト1位指名された創価大・立石正広内野手(22)が“本”物ぶりを見せつけた。千葉経大戦に「3番・二塁」で出場し、4回に重盗での本盗に成功。5回には右越えに2ランを放った。試合前に巨人・原辰徳オーナー付特別顧問(67)から「500本塁打くらい打てる打者に」と期待を込めて激励された直後に躍動した。

 ライナー性で逆方向の右翼席に突き刺さる、衝撃の弾道。立石の打球を目の当たりにした観客は、歓声よりも大きなどよめきを上げた。ドラフト1位で3球団が競合した実力を見せつけた。

 「動画で振り返ると、結構コースに来た球だった。自分でもあまりないくらい、良いバッティングだった」

 10月23日のドラフト指名後初の実戦で放った“虎1号”。4―0の5回1死一塁、カウント1―1から投じられたアウトローの直球に合わせることなく強振した。「自分は当たるポイントが近め。強いスイングが身につくにつれて、逆方向に強い打球が飛ぶようになった」。前日は22歳の誕生日。1日遅れで自らを祝った。

 打撃だけではない。2―0の4回2死一、三塁では一塁走者が盗塁を仕掛ける間に、三塁走者・立石もスタート。50メートル走6秒0の快足で本盗を決めた。二塁守備でも魅せる。6―2の5回無死一塁で、一、二塁間のゴロを横っ跳びで処理してアウトに。走攻守で大暴れした。

 大活躍だった自身の結果よりも目を輝かせて振り返ったのが、レジェンドとの対面だった。この大会開幕の始球式を務めた原辰徳氏だ。「“怒りの一発”だったり、名シーンを見たことがあって。少しでも声をかけていただいたことがうれしい」。阪神の宿敵・巨人の三塁手として通算382本塁打を放った球界の大スター。同じ右打ちのスラッガーである立石は、今でも語り継がれる92年7月5日のヤクルト戦での本塁打を動画で見ていた。原氏は始球式の後、整列をしていた立石へのもとへ歩み寄り、肩を叩いて「500本くらい(本塁打を)打てるバッターになれよ」とささやいた。金の卵はもちろん、その期待に応えるつもりだ。

 「簡単ではないですけど、そういうところを目指してやりたい」

 プロでも使用するハマスタでの一発は、壮大な目標への“予行演習”にもなった。「明日(3日)は、初回から打てるようにします」。上武大との準々決勝でも、驚弾でスタンドを沸かせる。(松本 航亮)

【立石に聞く】

 ――ドラフト後、初めての試合で本塁打。

 「よかったです。とりあえずもう、よかったです」

 ――コースは予測できていた。

 「外、外と来たので。インコース来たらしょうがないと思いながら、外を意識していました」

 ――守備もいいプレーがあった。

 「セカンドをやり始めて、一、二塁間の横っ跳びはあまりなかったので、捕れてうれしいですね」

 ――原氏との対面について。

 「(最初に)“あ、ドラ1の子”って言われて。(近づいてきて)びっくりしました」

 ――昨年MVPを獲った大会。

 「短期決戦とは相性がいいので。自信を持っていきます」

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年11月3日のニュース