名手・宮本慎也に「お前、サード分かってねーな」と声かけたまさかの人物 “禁断の師弟関係”に発展

[ 2025年11月3日 16:43 ]

宮本慎也氏
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 元ヤクルトヘッドコーチの宮本慎也氏(54)が1日に放送されたニッポン放送「ショウアップナイター60周年 名球会ラジオ」(土曜後5・20)にゲスト出演。遊撃への強いこだわりと、コンバートされた三塁守備について教えを受けた意外な“師匠”との秘話を明かした。

 宮本氏は1994年ドラフト2位(逆指名)でヤクルト入り。プロ2年目の96年から遊撃のレギュラーを獲得し、2013年限りで現役引退するまで19年間にわたってチームひと筋にプレーした。通算2162試合に出場して2133安打をマーク。遊撃と三塁で計10度のゴールデングラブ賞を獲得している。

 番組の進行役を務め、気心知れた仲でもある煙山光紀アナウンサー(63)から遊撃というポジションへのこだわりについて聞かれ、「あります!」と即答した宮本氏。入団時から「ショートできなくなったら(現役を)辞めてもいいぐらいこだわりはありました」と言い切った。

 そして、2008年のシーズン途中に三塁へコンバートされた当時のことについて聞かれると、「(監督が)高田(繁)さんの時なんですけど。チームがそういうふうに言うんだったらしょうがないというところで。僕がわがまま言ってもね、チーム編成ってうまくいかないって思ったんで受け入れました」としながらも「最初は半分終わったみたいなイメージは自分の中では…。凄い葛藤はありましたけど、仕方ないな、と」と複雑な心境も明かした。

 長年にわたって守備範囲の広い遊撃でプレー。スローイングには自信があったが、三塁守備では遊撃のように「足使っちゃうと間に合わないんですよね」。いろいろな人から教えてもらっているうちに徐々に慣れていったという。

 アドバイスを受けたなかには、特に印象に残る人がいる。ある年の球宴だった。「お前、サード分かってねーな」と声をかけてきた人物が。当時中日の監督を務めていた落合博満氏(71)だった。現役時代にNPB史上唯一3冠王を3度獲得したことで知られる天才打者の落合氏だが、内野の複数ポジションを経験した名手でもある。

 「分かってねーなっていうんだったら教えてくださいよ」。そう言い返した宮本氏の訴えを受け入れた敵将。「(体の)向きから。こういうふうにして向いてるけど、とか。バッターに対してとか、ラインに対してとか、いろいろ話し合ったんですけど。で、僕の中でちょっとアレンジして。基本的には三塁線を消して、正面から左のゴロをしっかりさばこうというところに結論は至ったんですけど」。

 その後も“禁断の師弟関係”は密かに続く。

 「ナゴヤドームでサード守ってて、延長線上に落合さんがいらっしゃるわけですよ。で、僕が分からないように“これで大丈夫ですか?”ってマルつくったりとかして。そしたら、腕組みして足組んでらっしゃるじゃないですか、落合さん。ちょっとうなずくんですよ。敵の監督にちょっと教えてもらってたっていうね…」

 まさかの告白に煙山アナは大笑い。「おもしろいですね」と大喜びだった。

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