「スライダーもスプリットもエグかった」新人最多12Kのイエサベージを監督も称賛 “確信”した場面は?

[ 2025年10月30日 13:32 ]

ワールドシリーズ第5戦   ブルージェイズ 6―1 ドジャース ( 2025年10月29日    ロサンゼルス )

第5戦後の会見に登場したブルージェイズのシュナイダー監督(撮影・杉浦 大介)
Photo By スポニチ

 ブルージェイズの新人右腕トレー・イエサベージ投手(22)がワールドシリーズ(WS)の新人最多記録となる12奪三振をマークした。29日(日本時間30日)にロサンゼルスで行われたWS第5戦に先発。キャリア最長となる7回を投げてソロ1本のみの3安打1死球1失点で勝利投手となり、3勝2敗として球団32年ぶりの世界一へ王手をかける立役者となった。従来の新人によるWS最多奪三振記録は1949年第1戦のドジャースのドン・ニューカムによる11個で、76年ぶりに記録を更新。ポストシーズン(PS)の新人投手では歴代4位タイだった。

 先頭打者から2者連続本塁打の援護を受けたイエサベージは、初回3人目のベッツから3回先頭のマンシーまで5者連続三振。95.3マイル(約153.4キロ)の直球にスプリット、スライダーを交えてドジャース先発全員から三振を奪い、3回には大谷翔平をスプリットで空振り三振に仕留めた。

 シュナイダー監督は試合後の会見で「凄かった」とあきれたような笑いを浮かべ、「あの舞台であの数字。初球からどんどんストライクを取って、空振りも山ほど奪った。ストライクゾーンに入れるだけじゃなく、ゾーンの中で空振りを取れるっていうのは別ものだ」と絶賛。4回2失点だった第1戦から修正してきた新人を「スライダーもスプリットもエグかった。試合前にも言ったけど、あの球が決まる時のトレーはまったく別人だ。第1戦ではスプリットの感覚がなかったけど、今日は圧倒されたよ」と高く評価した。

 初回、先頭打者の大谷を投ゴロに打ち取った場面では、一度さばき損ねながら落ち着いて一塁へトス。「あれは“落ち着き”の象徴みたいなプレーだった。普通なら焦って投げミスしたりする場面なのに、彼は笑みを浮かべて軽くトスした。あれを見て、“あ、こいつ大丈夫だな”って確信したよ」と感じたという。5―1とリードを広げた7回に続投させた件を問われると「どっちにしても行かせるつもりだった。投球数やイニング的には未知の領域だったけど、6回を終えた時点でピート(ウォーカー投手コーチ)に“今のうちのブルペンの誰よりも良い”って言ったんだ。7回の攻撃が長引いたのもあって心配したけど、彼はずっと動いて体をキープしていたし、“まだいける”と繰り返していた。見事だったよ」と感心した様子だった。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年10月30日のニュース