三菱重工Westが初戦敗退 新人左腕の坂尾浩汰は6回無失点で降板に涙「自分の実力のなさを感じた」

[ 2025年10月30日 22:21 ]

第50回社会人野球日本選手権大会  1回戦   三菱重工West2ー3東邦ガス ( 2025年10月30日    京セラD )

<東邦ガス・三菱重工Waste>先発登板する三菱重工Waste・坂尾(撮影・後藤 正志)
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 8大会連続29度目出場の三菱重工Westは、序盤の優勢を生かせず3大会連続で初戦敗退を喫した。2―0の7回に同点とされると、9回1死一、三塁から4番打者にサヨナラ打を許した。

 先発した1メートル61の新人左腕・坂尾浩汰は通路の奥で涙をぬぐっていた。自身に勝敗はついていない。しかし、大事な初戦を任されながら、チームを勝利に導けなかった申し訳なさからだった。

 「若干疲れもあって、そこを見ての交代だったと思う。自分の実力のなさを感じました」

 持ち味の粘りを存分に発揮した。2回は3安打で2死満塁、3回は自らのけん制悪送球などで2死三塁を招いたがホームは踏ませなかった。直球の最速は140キロに届くかどうか。相手先発で元ヤクルトの吉田大喜が140キロ台後半の直球を軸に13個の三振を奪った内容とは対照的な投球術を見せた。

 森山誠監督は「どれだけピンチがあっても、自分らしく抑えて素晴らしい投球をしてくれた」と坂尾をねぎらい、結果的に継投策が勝敗を分けたことには「僕の判断ミスに尽きる。個人的にはもっと場数を踏まないと、と思います」と潔かった。

 昨年のエース・竹田祐がドラフト1位でDeNA入りし、その穴を埋める存在の台頭を期したシーズンだった。坂尾は龍谷大平安(京都)から日大を経て入社。春から都市対抗予選を含め、多くの登板機会をもらい、信頼を勝ち取った。

 「いろんなマウンドで投げさせてもらって、良い経験がたくさんできた。都市対抗は出られなかったんで、そこに出て1つでも上を目指せるように頑張りたいなと思います」

 涙の乾いた目はしっかりと来季を見すえていた。

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