【近畿大会】神戸国際大付が来春センバツ当確 宮田卓亜はノーヒットノーラン

[ 2025年10月27日 06:00 ]

高校野球秋季近畿大会準々決勝   神戸国際大付3―0橿原学院 ( 2025年10月26日    さとやくスタジアム )

<神戸国際大付・橿原学院>雨が降る中、神戸国際大付はノーヒットノーランで4強入りを決めた(撮影・北條 貴史)
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 来春の選抜出場校を決める重要な参考資料となる秋季近畿大会は26日、準々決勝3試合を行った。神戸国際大付(兵庫)は背番号11の左腕・宮田卓亜(とあ)投手(2年)がノーヒットノーランを達成。7回まで完全投球、わずか2四球の快投で21年以来5年ぶり6度目の選抜出場を当確させた。大阪桐蔭(大阪)、滋賀学園(滋賀)も4強進出を決め、来春の甲子園出場を確実にした。

 終盤に強さを増した雨にも、神戸国際大付の宮田は耐え抜いた。マウンドの足元はぬかるみ、なかなか踏ん張りが効かない。丁寧にロジンを使ってもボールは滑るが、悪条件でも最後までヒットを許さなかった。3―0の9回2死一塁。最後の打者も二ゴロに仕留め、ノーヒットノーランを達成した。

 「雨も降っていたけど、最後まで緊張せずに楽しめた。立ち上がりから順調で、自分としては最高の投球ができたと思う」

 真っすぐがコースに決まり、スライダーとチェンジアップは思った以上に切れた。初回、2回と2三振ずつを奪うと、3回は下位打線を3連続三振。完全にペースをつかんだ。8回の先頭打者に四球を与えるまで、打者21人を完全投球。二塁を踏ませず、雨の中でも外野まで開放されたスタンドの視線を一点に集めた。

 「ノーヒットノーランはもちろん知っていたけど、勝って甲子園を確実にすることが第一だった。終わってホッとしました」

 回り道をしていた。1年春からベンチ入りを果たしたが、夏を前に左肩と肘を故障。復帰後の秋にも肘を故障と、度重なるけがに見舞われた。今夏は兵庫大会直前に故障した選手の代役として背番号1を背負ったが、秋は同11。兵庫大会準々決勝では先発しながら3回途中3失点で降板するなど、エースの秋田依吹(2年)にも差をつけられていた。宮田にとっては巻き返しを期す一戦。直球の回転効率と力の入れ具合を意識し、最高の結果につなげた。

 「選抜が決まったら、背番号1を取り返したい。秋田がライバル。きょうの投球でチームの投手陣に火がつけられたんじゃないかと思う」

 甲子園に出場できれば、高知の実家を出て、青森で就職した兄にも成長した姿を届けることができる。ノーノー左腕の挑戦はまだ続く。 (鈴木 光)

 ◇宮田 卓亜(みやた・とあ)2008年(平20)10月24日生まれ、高知県高知市出身の17歳。小1から春野レッズで野球を始め、春野中では軟式野球部に所属。2年で県優勝、3年で準優勝。神戸国際大付では1年春から背番号20でベンチ入りし、今夏は背番号1だった。最速は137キロ、球種はスライダーとチェンジアップ。1メートル71、77キロ。左投げ左打ち。

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