ドジャース・大谷に洗礼 ブルージェイズファン「我々にあなたは必要ない」大合唱

[ 2025年10月26日 01:30 ]

ワールドシリーズ第1戦   ドジャース4―11ブルージェイズ ( 2025年10月24日    トロント )

<ブルージェイズ・ドジャース>セレモニーのスタメン発表でブーイングを受けた大谷は笑顔で「Boo」と口をとがらす(撮影・沢田 明徳)
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 【ヤナギタイムズ】開幕したワールドシリーズ。ドジャース・大谷を待っていたのはブーイングだけではなかった。9回2死で迎えた5打席目、球場はある大合唱に包まれた。FAとなった23年オフ、移籍先の最終候補に残ったブルージェイズの本拠地で浴びた経験したことがない洗礼。MLB担当・柳原直之記者(40)がコラム「ヤナギタイムズ」で舞台裏に迫った。

 9回2死。打席の大谷に4万4353人の大観衆から「We don’t need you(我々にあなたは必要ない)」の大合唱が湧き起こった。結果は四球。敵地ロジャーズ・センターは異様な雰囲気に包まれた。

 動揺があったのか。一塁走者になった大谷は初球直後のけん制球で帰塁が遅れ、あわや憤死で試合終了になるところだった。ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は「(大合唱は)聞こえていた。大谷は特別な存在。ただ、我々のファンがチームに誇りを持っているのはうれしい」と理解を示した。

 ブ軍は23年オフにエンゼルスからFAとなった際に移籍先の最終候補だった。同12月には米メディアで「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」という誤報が飛び交い、一時は「合意間近」とも伝わった。そんな“元恋人”だけに昨年4月26日のドジャース移籍後初対戦からブーイングを浴びた。今回もスタメン発表時から大きいブーイングが飛び、大谷は苦笑いを浮かべた。

 23年にマリナーズの本拠地Tモバイル・パークで開催された球宴では「Come to Seattle!(シアトルに来て!)」コールが話題になった。メッツ本拠地シティ・フィールドなどでも「We want Shohei!(我々は翔平が欲しい!)」の大合唱が巻き起こるなど、これまで全米で好意的なラブコールを受けていただけに、今回トロントの洗礼は初体験かもしれない。

 大谷は23日の会見で予想されるブーイングについて「それをまた力に変えていこうかなと思っている」と話し、実際にWS初本塁打を放った。第2戦から4連勝しない限り、第6戦から再びトロントに戻る。雑音を封じるには打つしかない。今までになかった“逆風”が吹くほど大谷の新たな姿が見られるのではないかとひそかに期待している。

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