DeNA・相川新監督 番長背番号「81」継承「三浦監督がやってきたことをアップデートして優勝を」

[ 2025年10月21日 05:30 ]

写真撮影に臨む相川新監督(左)と三浦前監督(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAは20日、横浜市内の球団事務所で今季まで1軍ディフェンスチーフ兼野手コーチを務めた相川亮二新監督(49)の就任と、5年間指揮を執った三浦大輔前監督(51)の退任を球団初の新旧監督同席会見で発表した。相川監督は前監督の背番号81を背負う。4年連続AクラスとCS常連に育てた遺産を継承し、98年以来28年ぶりとなる悲願のリーグ優勝を目指すことを誓った。

 相川新監督は会見場に一歩入ると軽く頭を下げた。三浦前監督が笑顔で続く。現役時代はバッテリーを組み、過去4年間は新指揮官が三浦政権を支えてきた。「監督の話を聞いた時は、武者震いするような全身に血が駆け巡るような思いでした」。背番号は「80」から、前監督が背負った「81」に変更する。「出会って30年。18歳からの付き合いで、三浦監督がやってきたことをアップデートして、優勝を達成したい」と決意をにじませた。

 22年に1軍バッテリーコーチとして古巣復帰した。23年からはヘッド格となり、作戦面での役割も加わった。その4年間は全てAクラス。昨季は貯金2の3位からの「史上最大の下克上」となる26年ぶり日本一で、三浦監督を胴上げした。

 IT企業を親会社とする球団らしく、AIデータを駆使し、アナリストの分析を重視する。4年間ベンチでその戦略も体に染みこませてきた。今季は首位阪神に13ゲーム差の2位。CSファイナルSでも3連敗と力負けした。1点差試合は26勝27敗。競り負けが響いた。強肩巧打の捕手出身らしく「バッテリーを中心に投手力が鍵になる」と強調した。

 中心に期待する選手に牧、筒香、今季14勝で最多勝の東と通算232セーブの山崎の4人の名前を挙げた。三浦前監督は「全員に期待」と具体的な選手名を挙げることが少なかったが、継承していく中での違いも示した。そして「若い選手も石上、林、度会、松尾とたくさんいる」と手応えは感じている。

(自分色も大事に/) 理想の監督像には「相川亮二は相川亮二でしかない」と前だけを向いて言った。「このチームは雰囲気もいいし“陽中の陽”。ピッチャー、バッテリーで戦えば必ず優勝できる」。熱を帯び続けた新指揮官。番長と固く握手し魂の継承、そしてより前へ進むことを誓い合った。(大木 穂高)

 【相川新監督に聞く】

 ――求める理想のチームは?
 「僕らは全員でチームをつくる取り組みをしている。その中で試合では三浦監督が“凡事徹底”と言ってくれていた。最下位から優勝チームまで力の差はない。小さいことを積み上げていきたい」

 ――強化していくポイントは?
 「打線は今季もリーグトップの得点力がある。投手ならクイック、走者を背負った時の投球。守備面はアウトを確実に取る。そういう点を突き詰めたい」

 ――ドラフト会議で競合時のクジ引きは?
 「引けるんであれば引きたいです」

 ――三浦監督を尊敬していた部分は?
 「聞く耳を凄く持っていて、自分の話をよく聞いてくれた。そこは尊敬しています」

 ◇相川 亮二(あいかわ・りょうじ)1976年(昭51)7月11日生まれ、千葉県出身の49歳。東京学館(千葉)から94年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。09年にヤクルト、14年オフに巨人にいずれもFAで移籍し、17年に現役引退。04年アテネ五輪、06、13年WBC日本代表。通算成績は1508試合で1150安打、打率.260、69本塁打、475打点。19~21年は巨人、22年からDeNAでバッテリーコーチなどを歴任。

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