日本ハム総力継投 先発・古林睿煬が予定の3イニング超え4回2/3零封→山崎→加藤貴

[ 2025年10月20日 06:00 ]

パ・リーグCSファイナルステージ第5戦   日本ハム7―1ソフトバンク ( 2025年10月19日    みずほペイペイD )

<ソ・日>日本ハム先発の古林(撮影・長久保 豊)
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 勝利の余韻が、報道陣が待つ通路まで漂っていた。試合後のロッカーはまるでお祭り騒ぎだった。その中心にいたのは、先発で4回2/3を2安打無失点と好投した日本ハム・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)。チームメートの手拍子で「勝利のダンス」を披露し、喜びを分かち合った。

 「絶対に負けられない。勝つことだけを考えてマウンドに上がりました」

 立ち上がりで、いきなりピンチを背負った。1死から周東に四球を与え、盗塁も許した。2死三塁で「絶対に抑えようと思った」と、最後は柳田を自己最速タイの157キロ直球で空振り三振に仕留めた。以降は尻上がりに調子を上げ、5回2死二塁としたところで65球で降板。6月3日の阪神戦以来、約4カ月半ぶりの先発マウンドで試合をつくった。

 当初第5戦はドラフト1位・柴田が先発予定も、直前の紅白戦で左足首を負傷。代役に抜てきされたのが古林睿煬だった。6月4日に左脇腹痛で抹消されて以降はリリーフ調整。ポストシーズンを見据えて9月30日のソフトバンク戦に先発予定も、上半身のコンディション不良で回避していた。決して万全な調整ではない中、大一番で予定していた3イニングを超える力投に、加藤投手コーチも「想定をはるかに上回った投球をしてくれた」と絶賛した。

 代わった2番手・山崎はピンチで牧原大を投ゴロに仕留めるなど、1回1/3を2安打無失点。この日昇格した加藤貴は7回から3番手で登板。山川にソロを許すも、最少失点で後ろへつないだ。ともに主戦場は先発。それでも山崎は「どんな役割であれチームに貢献できるように」。先発への思いを胸にしまい、チームのために魂のリリーフ。日本シリーズ進出に望みをつないだ。

 20日の最終第6戦にはエース・伊藤が中2日でブルペン待機する予定。勢いのまま、総力で最終決戦に挑む。(清藤 駿太)

 ≪勝利投手目前で降板 PO、CSで初≫先発の古林睿煬(日)が4回2/3を2安打無失点。チームが6―0とリードした場面での降板となった。プレーオフ、CSで先発投手がリードを保ちながら、5回途中まで無失点で降板したのは10年セ・ファイナルS第4戦の山本昌(中=4回1/3を無失点)以来15年ぶり2人目。あと1死で勝利投手の権利を手に入れられる状況で降りたのは古林睿煬が初めて。

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