阪神・佐藤輝明 初回決勝3ランで2年ぶり日本S進出導く「みんなで良い戦いができた」

[ 2025年10月18日 05:15 ]

セ・リーグCSファイナルステージ第3戦   阪神4-0DeNA ( 2025年10月18日    甲子園 )

<神・D>初回、3ランを放つ阪神・佐藤輝(撮影・島崎忠彦)
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 「2025 JERA クライマックスシリーズ(CS) セ」のファイナルステージ(S)第3戦が17日に行われ、リーグ覇者の阪神が2位のDeNAに3連勝を飾り、1勝のアドバンテージを含めて4勝0敗として日本シリーズ進出を決めた。23年以来2年ぶり8度目で、無敗突破は23年に続き2度目。佐藤輝明内野手(26)が初回、球団生え抜き4番初のCS弾となるバックスクリーンへの先制3ラン。3戦で計5打点を挙げ、主砲の任務を果たした。

試合結果

 2年ぶりの頂上決戦へ続く栄光の橋が、甲子園の秋空に架かった。緩やかな追い風を受け、佐藤輝が放った純白の砲弾は力強くバックスクリーンへ。初回1死一、二塁、先発・ケイの初球スライダーを鮮やかに振り抜き、決勝の先制3ランへと昇華させた。

 「しっかり準備して、イメージしながら(打席に)入った結果。しっかり打てました」

 狂喜乱舞、拍手喝采。今季最多タイの4万2649人が沸騰させたダイヤモンドを、背番号8は淡々と一周した。CSでは同じDeNAと激突した22年10月10日のファーストS第3戦以来、3年ぶり2本目。「気持ち良かったです」。近本の左前打から佐藤輝の本塁打まで、打者4人で要した球数は1、2、1、1のたった5球。電光石火の攻撃で、スコアは一瞬にして3―0だ。

 「(ケイ相手に準備できた?)そうですね、はい。しっかり(打席に)入れてました」

 今季のレギュラーシーズンは、ケイに対したチームは8戦全てでクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を許し、防御率0・85と苦しんだ。53イニングで奪った得点はわずか5。後がない相手にとって“最後のとりで”と言える難敵から、今季のラストマッチで1試合最多の4得点。7月26日の対戦でも助っ人左腕から26号ソロを打っている26歳が、白熱の短期決戦で再噴火した。

 「チャンスをいっぱいつくってもらったので、それを結果で返せたので良かった。みんなで良い戦いができたので、良かった」

 今CSは3戦全てで安打を放ち、打率・455(11打数5安打)、1本塁打、5打点の躍動。信じる仲間と刻んだ「3連勝突破」は、23年と同じ足跡をたどった。だが、当時は5番として打率・167(12打数2安打)、打点ゼロと沈黙していた。過去に別れを告げ、驚異的な成長を遂げたスラッガーの次なるターゲットは、こちらも23年以来の日本一、ただ一つ。ホークスか、ファイターズか、敵は問わない。「10・25」に待つ開戦へ向け、心身ともに一層の飛躍を期す覚悟だ。

 「しっかり休みながら、またしっかり準備したいなと思います」

 4番の25年シーズンは、まだ終わらない。むしろ、ここからが本番――。クラブハウスへと引き揚げる男の背中には、そう書いてあった。 (八木 勇磨)

 ○…4番・佐藤輝(神)が初回に先制の決勝3ラン。CSで阪神の4番打者による本塁打は、14年ファイナルS(1)戦(東京ドーム)のゴメス、15年ファーストS(2)戦(東京ドーム)のゴメス、17年ファーストS(1)戦(甲子園)の福留孝介に次いで4本目。生え抜き選手では佐藤輝が初。また、甲子園開催のファイナルSで本塁打を記録したのも初めてだ。

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