これぞ“マッド・マックス”監督追い返して続投のブ軍シャーザー 41歳以上のPS勝利投手は史上4人目

[ 2025年10月17日 13:03 ]

ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦   ブルージェイズ 8―2 マリナーズ ( 2025年10月16日    シアトル )

<マリナーズ×ブルージェイズ>5回、三振を奪ってほえるブルージェイズのシャーザー(AP)
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 サイ・ヤング賞3度受賞のブルージェイズのマックス・シャーザー投手(41)が16日(日本時間17日)、敵地シアトルでのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発し、マリナーズ相手に5回2/3を3安打4四球5奪三振2失点と好投。ナショナルズ時代の19年ワールドシリーズ以来6年ぶりにポストシーズン(PS)で勝利投手となった。ブルージェイズは8―2で逆転勝ちし、敵地での連勝で2勝2敗のタイに持ち込んだ。

 “マッド・マックス”の本領発揮だった。5―1で迎えた5回1死一塁から良い当たりの右直が飛ぶと、ブルージェイズのベンチからシュナイダー監督がマウンドへ歩み寄った。だが、「大丈夫か?」と呼びかけられたシャーザーが厳しい表情で「大丈夫だ!」と怒鳴り交代を拒否すると、同監督はすぐにダッグアウトへ。直後、1番アロザレーナをカーブで空振り三振に仕留めたシャーザーはグラブを叩いてほえた。

 6回2死から四球を与えて交代となったが、まだ87球で通算211勝右腕には余力が感じられた。レギュラーシーズンとPS合わせて通算500回目となった先発で、最速は23年6月以来2年ぶりに96.5マイル(約155.3キロ)をマーク。カーブ、チェンジアップ、スライダー、カットボールを投げ分け、何よりも気迫でマリナ-ズ打線を抑え込んだ。3回には一塁走者をけん制で刺し、自身9年ぶりにけん制刺殺も記録。41歳以上のPS勝利投手はロジャー・クレメンス(5勝)、ケニー・ロジャース(3勝)、デニス・マルティネス(1勝)に次いでMLB史上4人目となった。

 シュナイダー監督は「ネーラーに打たれた後はカーブ、スライダー、チェンジアップ、どれも良かった。球速もキープしていた。だからこそ彼は殿堂入りするんだ」と投球を絶賛した。マウンドでのやり取りを問われると「1年間ずっと、彼がマウンドで私に怒鳴ってくれるのを待っていた。1年を通じて彼と交わしてきた会話がよみがえった気がした。もちろん、彼に任せられると信じていたよ。オフシーズンの契約前に彼とZoomで話して以来、この瞬間を待っていた。殺されるんじゃないかと思ったけど、最高だった」と説明。「彼にはマッド・マックスみたいな性格があるけど、今夜それを見せてくれた。内野手たちも大笑いしていたよ」と付け加えた。

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