広島・堂林翔太 アーチ量産へ打撃フルモデルチェンジ「来年ダメだったら終わり」悲壮な覚悟で17年目挑む

[ 2025年10月16日 05:45 ]

広島・堂林 
Photo By スポニチ

 広島・堂林翔太内野手(34)が今オフ、打撃のフルモデルチェンジに取り組む。開幕直後に4番を担いながら、夏場から2軍暮らしを余儀なくされた今季を猛省。持ち前の長打力をより生かし、打球に角度をつけて本塁打量産を思い描く。背水の陣を敷く17年目の来季。「圧倒的な成績を残さないと上では勝負できないと思っている」と悲壮な覚悟をにじませた。

 不本意すぎる数字が並んだ。出場44試合で打率・186、1本塁打、4打点に終わった16年目。10月某日、トレーニングを終えて帰途に就く堂林を本拠地で呼び止めると、「言えることは何もないです」と自嘲気味に切り出し、足元を見つめて言葉を発した。

 「最初は使ってもらいましたし、その時に結果が出なかったのが全てなので…」

 春先は好調だった。オープン戦で19打数9安打と打ちまくり、打率・474をマーク。開幕4番に指名された1年前(24年)とはまた違った、ひと皮むけた雰囲気を漂わせ、故障離脱したモンテロに代わって4月2日のヤクルト戦から4番でスタメン出場した。

 だが、快音は長く続かず、先発は5月11日のDeNA戦が最後。その後は代打や守備固め、代走で起用されたものの、若手を積極的に使うチーム事情も重なって7月11日に出場選手登録を抹消された。

 「打撃で貢献しないといけないので、そこは徹底的にやろうかな…と。長打を打てるように。このチームは本塁打数が少ないので、何か取り組んでいきたいと思っています」

 巻き返しへ、今オフは打撃でフルモデルチェンジを図る。「もともと角度が出ないバッターで、二塁打が数多い」と自己分析する通り、今季放った13安打のうち、二塁打は単打と同数の6本。ライナー性の打球を、いかにして放物線を描くものに変えていくか…がカギだ。

 「打球の角度を出すためにどうするか。同じことをやっていたらダメだと思うので」

 土台づくりは既に始めている。体幹を中心に全身をバランスよく鍛えることで、柔軟性や筋力の向上などに効果があるとされるピラティス。「今年1年ガッツリやったので、それプラス自分の課題をつぶしていきたい」。全ては来季のためだ。

 「圧倒的な成績を残さないと、上では勝負できないと思っています。来年ダメだったら終わりなので」

 2年間に及ぶ選手会長の任期・重責を全うして迎える17年目。背水の陣を敷き、堂林はアーチ量産に新たな可能性を切り開く。(江尾 卓也)

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年10月16日のニュース