【京滋大学野球】花園大初のプロ野球選手誕生へ ドラフト1位候補の藤原聡大が有終155キロ

[ 2025年10月15日 06:00 ]

京滋大学野球秋季リーグ最終節1回戦   花園大1―2佛教大 ( 2025年10月14日    カローラ滋賀はちまんスタジアム )

花園大の先発・藤原(撮影・岸 良祐) 
Photo By スポニチ

 京滋大学野球秋季リーグは14日、最終節1回戦2試合が行われ、花園大は佛教大に1―2で敗れた。今秋ドラフト1位候補に挙がる最速156キロ右腕の花園大先発・藤原聡大投手(4年)は、3回1安打無失点の好投。大学最終登板が見込まれる一戦で、集まった11球団32人のスカウトに、ドラフト指名へのラストアピールを済ませた。

 高2夏まで遊撃手だった小柄な選手が、1位候補にまで評価を急上昇させて大学最後の登板を終えた。「大学4年間を思い出した。納得いく球を投げられました」。3回2死無走者、藤原が投じた最後の一球は自己最速に1キロに迫る155キロを計測。優勝の可能性がなくなったため当初の予定通り3回で交代し、残り試合の登板予定もない。大学最後の一球に、全てを出し切った。

 今秋最も評価を高めた大学生投手と言える。自己最速を1キロ更新し、「カーブの精度が上がり、直球でより押せるようになった」と自己分析する。今秋登板6試合39イニングで自責2(防御率0・46)。びわこ成蹊スポーツ大戦では延長10回に安打を許したものの、9回終了時点で無安打無得点の快投まで披露した。

 そして最終節にはNPB11球団32人のスカウトが最終チェックに訪れた。阪神は畑山俊二統括スカウトら4人、オリックスは牧田勝吾編成部副部長ら5人と9球団が複数人態勢で視察し、ソフトバンクの永井智浩スカウト部長は「1位を含めた評価をしている球団もあるはずだ」と高い評価を口にした。

 滋賀の公立高からドラフト指名ゼロの大学に進学し、4年間で自己最速を13キロ上昇させた。「やれることは全て出し切った。あとはいい縁に恵まれることを願って待ちたいと思います」。運命の日、1位指名の12人に名前が呼ばれても驚かないまでに、評価は高まった。 (河合 洋介)

 ◇藤原 聡大(ふじわら・そうた)2003年(平15)11月20日生まれ、三重県伊賀市出身の21歳。小1から阿山ブルーファイヤーズで野球を始めて投手と遊撃手。中学では甲賀リトルシニアに所属。水口(滋賀)では1年秋に背番号6でベンチ入りし、2年秋から背番号1。花園大では1年春からリーグ戦に登板し、2年春に全日本大学野球選手権に出場。50メートル走6秒1、遠投115メートル。1メートル77、75キロ。右投げ右打ち。

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年10月15日のニュース