辻発彦氏 日本ハムは「1点の重み」をチーム全体で共有

[ 2025年10月13日 05:25 ]

パCSファーストステージ第2戦   日本ハム5―4オリックス ( 2025年10月12日    エスコンF )

<日・オ>9回、オリックス打線を抑えた斎藤(左)を迎える新庄監督(右)(撮影・平嶋 理子) 
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 【辻発彦 視点】日本ハムは短期決戦を勝ち切る野球ができていた。1点を先行された直後の2回裏。先頭の山県が出塁した。レギュラーシーズンの新庄監督なら打たせる場面だが、田宮に送りバントを命じ、1点を取り返しにいった。短期決戦では回を重ねるごとに1点が重くのしかかってくる。思惑通り、水谷の中前打で同点。なおも1死一塁で水野はセーフティーバントを試みた。二塁封殺で勝ち越せなかったが、チーム全体に「1点の重み」が共有されているのを感じた。

 6回無死一、二塁の守備。頓宮は右打ちで走者を進めようとした。定位置より深い位置の右飛となったが、強肩の万波が素早く内野に返球。二塁走者の三進を許さなかった。一方のオリックスは3回1死一、二塁から清宮幸の当たりに中堅・広岡が突っ込み、三塁打とした。点差を考えれば単打に抑える場面。守りの面でも「1点」への意識の差が出た。

 投手陣が踏ん張り1点差を保ったことで8回の逆転につながった。レイエスは頭のいい選手。配球を学習し、変化球が来るところを見極め冷静にボール球を見逃す。フルカウントから強振せずに右越えの2点打。勝ち越し点をもぎ取った矢沢の走塁も見事だ。1点の攻防を制した日本ハムに勢いがついた。

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