野手転向の阪神・西純矢に“先輩”糸井SAがエール「練習も倍以上やんないと」

[ 2025年10月12日 05:15 ]

外野守備の練習に取り組む阪神・西純(撮影・大森 寛明)
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 野手転向の阪神・西純矢投手(24)が、甲子園の全体練習に初参加。打撃練習やシート打撃では中堅と左翼の守備に就いた。

 「みんなからポジティブに声をかけてもらいました。俊介(2軍外野守備走塁)コーチが付きっきりで、場面によってや連係(の動き)、どこまで打球を追うかなど教えてもらいながらでした。でも、まだそんな段階じゃなくきちんとボールを捕るところからです」

 創志学園(岡山)以来の外野守備では、シート打撃で4度の守備機会を無難に捕球した。左翼を守った際は走者二塁での右飛で三塁ベースカバーに向かうなど、外野手に必要とされる基本的な動きを一つ一つ確認した。

 「外野から見た甲子園てこんな感じなのか、と。右中間左中間の丸みが広くて、目の錯覚なのかちょっとすごい形をしていた。あと、プロの打球は最後にもうひと伸びした」

 19年のドラフト1位で入団して5年間で12勝した投手との別れは、もう気持ちの整理をつけた。「1週間ほど悩みましたが、もうやるって決めました。打者として活躍したい」

 道しるべの一つになるのが、同じ投手でドラフト自由枠から通算1755安打を記録した糸井嘉男SAの存在。多くの先輩に相談した中、OBでもある糸井SAからかけられた言葉は心に刺さった。「(テレビ番組の)しくじり先生を見てましたし、先日お会いした時も“練習も倍以上やんないといけないよ”という話をしていただきました」。野手転向した右打者の成功例は少ないが、パイオニアを目指す。

 めざす打撃スタイルは明確だ。「自分自身のイメージは決してホームラン打者ではないです。長距離も打てて率も残すような…」。全体練習ではグラブのみだったが、室内での居残りの個別練習で打撃マシンに向かった。この秋、打者・西純はバットを振りまくり、ノックを受けまくる。


 ▼阪神・俊介2軍野手コーチ(付きっきりで外野守備を指導)外野の基本からやろうと思っています。投手上がりなので肩は強いですからね。そういうところを生かしながら頑張ってくれれば。

) ▽糸井の外野手転向 近大4年時の春季リーグで投手として無傷の5勝でMVP。03年のドラフト自由枠で日本ハムに入団するも、新人から2年間は1軍登録なし。3年目の06年4月に走力と身体能力の高さを見込まれて外野手転向が決まった。4年目の07年3月27日、オリックス戦に「8番・左翼」でプロ初出場。レギュラー定着の09年から6年連続打率3割&20盗塁。オリックス時代の14年首位打者、16年盗塁王。現役引退の22年まで所属した阪神でも活躍した。なお野手転向時、指導を担当した大村巌2軍打撃コーチ自身も現役時代、投手でロッテ入団直後に外野手に転向している。

 ▽しくじり先生 俺みたいになるな!! テレビ朝日系で2014年から放送されているバラエティー番組。毎回、過去に大きな失敗を経験した有名人が先生役となり、学校の授業形式で、自身の失敗エピソードと、そこから学んだ教訓を披露する。オードリーの若林正恭らがレギュラー出演している。

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