ドジャース・大谷の鬼メンタル スタメン発表時の大ブーイングに左手突き上げ応えた 敵地で「楽しんだ」

[ 2025年10月6日 01:30 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第1戦   ドジャース5-3フィリーズ ( 2025年10月4日    フィラデルフィア )

<フィリーズ・ドジャース>スタメン発表中の大ブーイングにグラブを掲げる大谷(撮影・柳原 直之)
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 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャース・大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」「ゴゴスマ」などに随時出演するスポニチ本紙MLB担当・柳原直之記者の連載コラム「ヤナギタイムズ」。完全アウェーでも動じないメンタルに迫った。

 大谷が3日の試合前日会見で、敵地の熱狂的ファンの印象を問われて「他の球場に比べて素晴らしい熱量」と語ったことを受け、試合前のブルペン投球を見に行った。

 シーズン中はどの球場に行ってもドジャースのユニホームを着たファンがいるが、この日はほぼいない。取材パスを首からぶら下げながらコンコースを歩いていると日本メディアだと“バレバレ”で、すれ違うフィリーズファンに早口でまくし立てられた。やじられていることはすぐに分かった。まさに完全アウェーだった。

 だが、大谷は“鬼メンタル”だった。ブルペン投球前のキャッチボール終了のタイミングでスタメン発表。大谷の名前が呼ばれると、地響きのような大ブーイングが起きた。日本ハム時代、大谷は米メディアの取材に「(フィラデルフィアにある)ロッキー像の写真を撮りたい」と話したことがある。そのロッキーのようにグラブを着けた左手を高々と突き上げ、笑顔でブーイングに応えていた。

 ブルペンでの投球練習中は「過大評価だ!」や、「一平!」と禁錮刑となった元通訳の名前を叫ぶやじも飛んだが、どこ吹く風。試合後には「データ整理をしている段階では緊張したけど、ゲームとゲーム前はいい集中力で、ブルペンも楽しんで今まで以上にいいセッションだった」と笑っていた。同じ雰囲気を感じた者として、信じられなかった。

 ド軍の安打や好プレーでは静まり返った敵地。番記者12年目になるが“大谷史上最もアウェーな雰囲気”でのプレーだったかもしれない。

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