大谷翔平「最高の形でスタートできて良かった」松井秀喜に並ぶ日本人2人目PS1試合2発 地区S進出王手

[ 2025年10月1日 13:20 ]

ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第1戦   ドジャース10―5レッズ ( 2025年9月30日    ロサンゼルス )

<ドジャース・レッズ>6回、大谷は2ランを放ち確信のバットフリップ(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 ドジャース大谷翔平投手(31)が9月30日(日本時間10月1日)、本拠でのレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第1戦に「1番・DH」で先発出場。初回に先頭打者弾を放つと、第4打席でも一発を放ち、PSでの1試合2発は日本選手では2004年の松井秀喜以来2人目となった。打線は5本塁打含む15安打10得点、投げては先発のブレーク・スネル投手(32)が7回2失点と好投して快勝。投打がかみ合って13年連続での地区シリーズ進出に王手をかけた。

 試合後、取材に応じた大谷は「初戦取れていいゲームだったと思います。攻撃含めて最後まで攻められたのは良かった」と満足げに振り返った。先頭打者弾については「難しいコースでしたけど、いいスイングできて最高の形でスタートできて良かったと思います」とコメント。6回の2ランについては「比較的甘めでしたけど、いい追加点になったかなと思います」と振り返った。

 レギュラーシーズン最終盤から15戦9発と絶好調。自身の打撃の状態については「比較的ゾーンの見極めもできていると思います。継続するのが難しいと思うので、明日以降しっかりと自分の打席を送れたら良い結果が出てくるのかなとは思います」と分析した。

 13年連続での地区シリーズ進出に王手をかけたことには「今日は本当にスネルが素晴らしいパフォーマンスで明日につなげてくれた。(山本)由伸もいい波に乗ってくれると思いますし、打線もその波にしっかり乗って初回からしっかり攻めれればいいんじゃないかと思います」と話した。

 大谷はレッズの今季対戦打率は.120と同一リーグの球団の中で最も低い数字で、加えて唯一のノーアーチ。相手の初戦先発は100マイル(約160.9キロ)超の速球を連発する26歳の剛腕グリーンで、通算7打数1安打と得意とはしていない。

 そんな苦手のレッズに対し、初回に大谷が存在感を見せつけた。カウント2―1からグリーンの100.4マイル(約161.6キロ)を完璧に捉えると、打球速度117.7マイル(約189.4キロ)、角度21度の痛烈なライナーが一気に右翼席に突き刺さった。飛距離は375フィート(約114.3メートル)。大熱狂の中、ダイヤモンドを一蹴した大谷はベンチに戻ると笑顔がはじけた。

 大谷が過去に本塁打を打った球で最速だったのが、スキーンズ(パイレーツ)、デュラン(当時ツインズ)の100.1マイル(約161.1キロ)。大谷が本塁打した球でレギュラーシーズン、PS、オールスター、オープン戦含めて過去最速となった。

 6点リードで迎えた6回2死一塁での第4打席も大谷がパワーを見せつけた。3番手右腕フィリップスに対し、カウント1―1から甘く入ったスイーパーを強振。大きなどよめきの中、打球速度113.5マイル(約182.7キロ)、34度で舞い上がった打球は今季最長タイの飛距離454フィート(約138.4メートル)の特大弾となった。大谷はベンチに戻ると、この日2発をマークしているT・ヘルナンデスに対して2本指を突き出したり、力こぶしをつくり、ライバル心を見せるような仕草で笑わせた。ドジャースは5本塁打で全8得点と、得点が全てが一発から生まれた。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、打球速度113マイル(約181.9キロ)以上の本塁打を2本記録したのは、スタットキャストが導入された2015年以降では、2020年のスタントン(ヤンキース)以来2人目となった。

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年10月1日のニュース