巨人・山口オーナーが阿部監督の続投を明言 来季3年契約最終年でV奪回へ「立て直してもらう」

[ 2025年9月18日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―2ヤクルト ( 2025年9月17日    神宮 )

<ヤ・巨>2回、2ランを放ったリチャード(左)を出迎える阿部監督(撮影・尾崎 有希)
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 巨人・山口寿一オーナー(68)が17日、3年契約で就任2年目の阿部慎之助監督(46)の来季続投を明言した。都内ホテルで行われたオーナー会議に出席後に対応。阪神に独走での優勝を許してリーグ連覇を逃したが、指揮官に来季の立て直しを期待した。チームはヤクルト戦に競り勝ち、勝率5割に復帰して2位DeNAと1ゲーム差を堅持。同オーナーも期待するクライマックスシリーズ(CS)を突破しての下克上日本一を目指す。

 阿部監督はナインをハイタッチで迎えた。試合前に山口オーナーが来季続投を明言した一戦で連敗を止め、勝率5割に復帰。「そう言っていただいたのでね。まずは2位を死守するために、まだまだ最後まで頑張りたいと思います」と誓った。

 就任1年目の昨季は4年ぶりのリーグ優勝に導くも、CSファイナルSでDeNAに敗退し日本シリーズ進出はならず。雪辱を胸にリーグ連覇を目指した今季だったが、主砲の岡本が左肘じん帯損傷で3カ月も離脱するなどケガ人が続出。宿敵の阪神に8勝17敗と大きく負け越し、90年巨人の9月8日を超える2リーグ制最速の優勝を同7日に許した。

 都内でのオーナー会議後、山口オーナーは「誠に残念。優勝争いさえできなかったということだからね。ファンの皆さんには誠に申し訳ない」と謝罪。来季が3年契約最終年となる指揮官の続投について「来年、もちろん阿部監督で立て直してもらう」と明言した。「2位、3位に関しては、まだ最後までもつれるのかなと思うので、勝ってもらうしかない」と奮起を促されて臨んだ一戦だった。

 開幕投手を託されるも、序盤は不振が続いたエース戸郷が力投した。初回に2点を先制されるも、2回以降は粘投。6回で122球を投げ、4安打2失点で7勝目を挙げた。「前半だいぶ苦しんだ。何とか(9月に)3連勝できた」と今月は3戦3勝。野手では5月にトレードで獲得したリチャードが、2回に自己最多の11号同点2ラン。我慢して起用し続けてきた大砲が応えた。

 他にも光明はある。2年目の泉口が首位打者争いを演じ、中山や増田陸らが着実に力をつけてきた。今季加入した田中瑛や石川はブルペンに欠かせない存在に。山口オーナーは「楽しみな材料。もっと力をつけてもらわないと、優勝争いができないですよね」とさらなる飛躍を期待した。

 2位DeNAとは1ゲーム差の3位。本拠地でのCS開催を諦めるわけにはいかない。「せめてもの意地を見せてもらいたい」と山口オーナー。日本一の可能性が消えたわけではない。昨年のDeNAのように、下克上のチャンスは残されている。(青森 正宣)

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