DeNA・東 リーグトップ14勝目 自らスクイズで勝利打点もマークしチームを5連勝に導く

[ 2025年9月18日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA1―0中日 ( 2025年9月17日    バンテリンD )

<中・D>今季14勝目を挙げ、笑顔でスタンドの声援に応える東(撮影・椎名 航)
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 DeNA・東克樹投手(29)が17日、中日戦に先発し、8回4安打無失点の好投でリーグトップを走る14勝目を挙げた。7回には自らスクイズを決めて1―0勝利の勝利打点も挙げた。チームを5連勝に導き、6月21日以来となる貯金2に浮上。本拠地でのクライマックスシリーズ(CS)開催へさらに前進した。

 DeNA・東は瞬時に頭の中で言い聞かせた。「集中力っ!」。0―0の7回1死三塁での第3打席。金丸の2球目、高めに浮いた146キロ直球を投前に転がした。会心の決勝スクイズ。「死ぬ気で決めました。名電で朝6時からバントやっていたんですから。それが生きました。集中力、それだけですっ!」

 投げては8回4安打無失点でリーグ単独トップを走る14勝目を挙げた。7回無死二塁のピンチは福永、山本、ボスラーを3者連続三振。「今日はチェンジアップが良かった」と底力を発揮した。そしてバットを握っても5連勝に導く値千金の勝利打点。チームの今季初スクイズ成功だった。1―0の勝利投手の勝利打点は、球団では90年中山裕章以来、35年ぶりとなった。

 愛工大名電では「足袋」をはいてバント練習に取り組んだ。ミスすれば自打球が激痛を与える緊張感。その怖さとの直面が、プロに入っても東のバント力を形づくっている。シーズンを通じてもバント練習に取り組むのは、登板日以外の本拠地練習のみ。「今日も(練習は)していない」と言うが、下地が違う。3回の送りバントとこの日2犠打で、チームではケイと並びトップの11犠打。リーグでも9位タイと野手顔負けの数字は、集中力の裏返しだ。

 勝ち星はリーグ2位の阪神・才木、村上に2差をつけ、23年以来2年ぶりの最多勝と、山本と組んでの最優秀バッテリー賞も視界に捉える。「開幕前に祐大(山本)とバッテリー賞を獲ろうと話した」。6月21日以来の貯金2と、三浦監督の球団単独3位の通算337勝ももたらした。

 番長は「東は自分で点を取った。お見事」とエースを称え、通算勝利数には「選手が頑張った結果ですから」と感謝した。勢い加速の5連勝で残り10試合。エースの奮闘で本拠地CS開催への道が加速した。(大木 穂高)

 ≪左腕投手では63年ぶり≫DeNAで投手の勝利打点による1―0勝利は、大洋時代の90年4月28日阪神戦で中山裕章が5回に決勝犠飛を放ち完封して以来。左腕投手では、62年5月14日巨人戦で権藤正利が4番手で5回を無失点に抑え、延長11回に自らサヨナラ安打を放って以来63年ぶりだ。

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