阪神・村上頌樹「(タイトルを)狙える位置にいる」投手3冠へ望みをつなぐ6回1失点で12勝目

[ 2025年9月18日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神6―1広島 ( 2025年9月17日    マツダ )

<広・神>5回、小園を三振に取り、雄叫びをあげる村上(撮影・岸 良祐) 
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 阪神・村上頌樹投手(27)が17日、広島戦(マツダ)で6回5安打1失点に抑え、12勝目を挙げた。降雨の影響で1時間10分遅れて試合が開始。悪条件の中でも毎回の8奪三振で勝率と奪三振でもリーグトップを死守した。勝利数も同トップのDeNA・東の14勝に食らいつく。チームは6―1で勝利し、広島の本拠で初のシーズン10勝をマークした。

 雨上がりの広島で、村上は晴れやかな表情を見せた。3点優勢の6回2死一塁。菊池を外角への変化球で空振り三振。6回5安打1失点。奪三振数、勝率でいずれもリーグトップを死守した。今季12勝目で、勝率第1位の条件に必要な「13勝以上」まであと1勝。奪三振数と合わせた「投手2冠」に王手をかけた。

 「(タイトルを)狙える位置にいる。そこは獲っていきたい」
 降雨の影響で1時間10分遅れで試合が開始。それでも肩は温まっていた。初回先頭の中村奨をフォークで空振り三振とすると、続くファビアンは外角150キロで見逃し三振。上々の滑り出しを見せた勢いそのままに、毎回の8三振を奪った。リーグトップを走っていた奪三振数で、さらに抜け出した。

 もう一つトップに立つ「勝率」には、暗雲が垂れ込めかけた。降雨中止なら登板回数が減り、13勝以上の条件が厳しい状況だったが、快投に加え、天気が味方し、価値ある1勝をゲット。4敗は最高勝率を争う選手の中で最も少なく、あと一つ勝てば獲得の可能性は大だ。「今日勝たないと…というところで、そこを達成できた」。最多勝争いもリーグトップの14勝目を挙げたDeNA・東に食らいつき、「投手3冠」にも望みをつなげた。 

 苦しんだ昨年から一転、今年は順調なシーズン。要因を、「直球が良くなったことが一番。空振り、ファウルを取りやすくなった」と語った。その直球が昨年よりも改善したのは、高校時代から続ける「しっかり立って投げる」ことを改めて意識したからだ。智弁学園では、小坂将商監督から「まず立ってから投げろ」と教わるという。今年は無走者の際、昨年より足を上げてから気持ち1秒ほど長く溜めてから投げている。「しっかり立って地面から力をもらって投げないと、良いボールはいかない。改めて感じました」。7勝11敗で負け越した昨年からのV字回復は、原点回帰があったからこそだ。

 今季3戦3勝で計21回2/32失点と“お得意さま”のマツダスタジアムで見せた快投。タイトル獲得へギアを上げた。(松本 航亮)

 ○…広島戦のチーム防御率は今季カード別最高の1・68。広島戦の歴代最高防御率は57年の1・74だが、きょうの最終戦で投球回9イニングの場合、自責点3以下なら更新が可能だ。

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