高校侍 虎党・中野大虎が5回完封! 火の玉ストレート武器に9K 祖父は応援団の筋金入り 

[ 2025年9月9日 05:15 ]

U18W杯・1次ラウンドA組   日本10―0南アフリカ ( 2025年9月8日    沖縄セルラー )

<日本・南アフリカ>3回、汗を飛ばし力投する日本先発の中野(撮影・松永 柊斗)
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 連覇を目指す高校日本代表は1次ラウンド(R)で南アフリカを10―0の5回コールドで下し、開幕4連勝でスーパーR進出を決めた。今秋ドラフト候補右腕の中野大虎(だいと)投手(3年=大阪桐蔭)が5回4安打で完封、毎回の9三振を奪う力投を見せた。9日の1次R最終戦はプエルトリコと対戦し、11日からスーパーRが行われる。

 獲物を狩る虎のように鋭くにらんだ。4回2死満塁。中野が初めて迎えたピンチで「火の玉ストレート」がうなる。5連続で直球を投げ込み、スピンの利いた142キロで見逃し三振。「打たれたのは直球やったんで、持ち味である強い真っすぐをピンチで出していけたのがよかったと思います」と信じ抜いた。

 勝てばスーパーR進出が決まる一戦。最速145キロの直球を軸に9三振を奪って、5回を4安打無失点に抑えた。2回の守りでは雨による中断もあったが「自分のリズムで投げられた」と、危なげない投球。4連勝に貢献し、11日から始まるスーパーR3試合での先発に猛アピールした。

 タテジマのユニホームで躍動した。阪神ファン一家に生まれ「大虎」と名付けられた。母方の祖父は阪神の私設応援団に所属したほどの猛虎魂の後継者。前夜はホテルのテレビで2年ぶりの優勝の瞬間を見届けて「叫びながら(スマホで)動画を撮っていました」と理想の投手に挙げる藤川監督の胴上げを目に焼き付けた。

 名門・大阪桐蔭のエース、主将を務めた右腕は高卒プロ志望。この日の一戦は、阪神スカウト陣は竹内孝行球団副本部長ら4人態勢で視察していた。「この大会でレベルを1つ上げたい」と誓う中野。世界一とプロ入りへ、魂の73球だった。(柳内 遼平)

 ◇中野 大虎(なかの・だいと)2007年(平19)6月18日生まれ、大阪府和泉市出身の18歳。5歳でソフトボールを始め、小6から大阪泉州ボーイズで野球に転向。中学は浜寺ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年秋にベンチ入りし、2年の春夏に甲子園出場。50メートル走6秒3、遠投115メートル。1メートル80、80キロ。右投げ右打ち。

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