ド軍が史上初の屈辱 9回2死ノーノー阻止の本塁打から敗戦 あと1死で快挙逃すのは球団史上2度目

[ 2025年9月7日 12:44 ]

インターリーグ   ドジャース3―4オリオールズ ( 2025年9月6日    ボルチモア )

<オリオールズ・ドジャース>9回、ナインに労われながらマウンドを降りるドジャース・山本(右から2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が6日(日本時間7日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、8回まで無安打無失点と完璧な投球を披露。9回2死からホリデーに痛恨のソロ本塁打を浴び、2015年の岩隈以来、日本投手3人目(4回目)となるノーヒットノーランの大記録を逃したが、メジャー移籍後最多112球の気迫あふれる投球だった。山本の後を受けたリリーフ陣が乱調で、9回2死走者なしから悪夢の逆転サヨナラ負け。山本の快投は勝利に結びつかず、チームの連敗は5に伸びた。

 打球の行方を苦笑いで見つめた。大記録まであと一人。だがあと一人を打ち取ることができなかった。ホリデーに痛恨の被弾。「いいコースにはいってましたけど、ちょうどカットボールにタイミングがあってしまった。そんな感じです」。大記録こそならなかったが、112球を投げ抜き、試合を確実につくった山本の元にロバーツ監督が向かう。山本はナインにねぎらわれ、指揮官と固くハグをかわすと、爽やかな表情でベンチへ。引き揚げる右腕の背中には、敵地にも関わらず、スタンドから大きな拍手が降り注いだ。

 大記録への意識は、強くはなかった。「序盤そんなに球数が特別、少なく行っているわけではなかった。まさか9回のマウンドに上がれるとは思っていなかった。とにかく1イニング1イニングに集中して投げていました」。自身の大記録より、チームが勝利を逃したことが悔やまれる。「試合に勝ちきれなかったのは凄く悔しいですし、チームも凄い苦しい状況ではありますが、何とか全員で戦って行って、残りの試合を一つでも多く勝って行けたらと思います」と淡々と振り返った。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、9回2死から完全試合、ノーヒットノーランを本塁打で阻止したのは、ホリデーで8人目。勝利に結びつけたのはホリデーが史上初となり、ドジャースとしてはMLB史上初の屈辱となった。また、オリオールズが9回2死からノーヒットノーランを阻止したのは、過去4度あるが、1968年に記録された最初が5日に死去したデービー・ジョンソンさんという偶然も紹介した。

 米記録専門会社エライアスによると、9回2死以降にノーヒットノーランを逃したのは球団数が拡張された1961年以降では球団史上2度目。前回は2017年8月23日のパイレーツ戦で、リッチ・ヒルが9回までノーヒットノーランの快投も延長10回にジョシュ・ハリソンにサヨナラ弾を打たれて記録達成を逃した。

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