西武・与座 5勝目!甲子園V・沖縄尚学の後輩から刺激 4位・楽天と1・5差に

[ 2025年8月28日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3―2日本ハム ( 2025年8月27日    ベルーナD )

<西・日>ブルペン陣を迎える与座(撮影・篠原 岳夫)
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 母校に続いて勝った。西武の与座海人投手(29)が27日、日本ハム戦に先発し、5回1/3を4安打2失点で5勝目を挙げた。今夏の甲子園で初優勝を飾った沖縄尚学出身のサブマリン。母校が決勝で下した日大三(西東京)出身の山崎福也投手(32)との投げ合いを制し、4位・楽天とのゲーム差を1・5に縮める勝利に貢献した。

 甲子園決勝から4日後に巡ってきた一戦。与座は母校に感謝して迎えた。「後輩たちのおかげで、そういう目線で試合を見てくれる人がいる。楽しみの一つになったのであればうれしい」。沖縄尚学では2年時に、比嘉公也監督の助言でサイドスローに転向した。

 3年時に春夏の甲子園に出場したが3、4番手の控えだった。「僕は沖縄尚学を語れない…」と言う。頭角を現したのは岐阜経大1年時に下手投げにしてから。当時覚えた「浮き球」と走者がいなくてもモーションに緩急をつける「クイック」で勝負した。5回1/3を4安打2失点で6三振も奪って5勝目を挙げた。山崎とは3度投げ合って、2勝0敗だ。

 23日の決勝は遠征先の千葉のホテルでテレビ観戦して大喜び。今井が「これはテンション高いな」と思いながら球場入りすると、案の定。自身が優勝したかのように喜ぶ与座はナインから「おめでとう」と祝福され続けて鼻高々だった。隅田から「何もしてないくせに…」と突っ込みが入るほどだった。恩師の比嘉監督には「忙しいかな」と連絡はせず、お祝いの花を贈った。

 自身の代は、指揮官から「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」と言葉を贈られ、1年間のテーマにした。学問や徳が深まるほど人は謙虚になるという意味。9月には30歳を迎えるが「実感はない。ブイブイアピールしたい」と衰えを感じるどころか成熟を感じている。「経験とか知識が増えて、昔よりも楽に投げられたり、リカバリーの仕方も変わってきた」と当時の言葉が今も生きている。

 名前は海人。4兄弟で1人だけ「海」が名前に入る。祖父の貞宏さん(故人)が与那国島の漁師だったことと、海のように大きい人間になってほしいという両親の願いが由来だ。「後輩たちにいい姿を見せてもらったので流れに乗った。プロアマ問わず盛り上げていければ最高」。高校球児のようにキラキラしていた。(神田 佑)

 ▽与座の沖縄尚学時代の甲子園成績 3年だった13年選抜に背番号18で出場。1回戦の敦賀気比戦で3番手で7回から登板し、1回2/3を4安打4失点。チームは2―11で敗れた。3年夏は背番号11でベンチ入り。1回戦で福知山成美に勝利、2回戦で弘前学院聖愛に敗れたが、登板機会はなかった。

 ▽山崎の日大三時代の甲子園成績 2年だった09年夏は「5番・一塁」で2試合に出場し7打数1安打。3年の10年選抜はエースで全5試合に先発。初戦から3試合連続完投勝利し、14―9で勝った準決勝の広陵戦は4回2失点だった。決勝の興南戦は11回1/3を11安打7失点。チームは5―10で敗れて準優勝だった。すべて5番で出場した打撃は23打数13安打5打点、打率・565。13安打は大会最多タイ記録となった。

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