ソフトバンク・中村晃 鷹一筋18年目ベテランが節目1500安打 4番で本塁打を放つ

[ 2025年8月27日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―10楽天 ( 2025年8月26日    弘前 )

<楽・ソ>8回、ソロを放った中村晃は通算1500安打を達成(撮影・沢田 明徳)
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 ソフトバンクの中村晃外野手(35)が26日、楽天戦でプロ野球139人目となる通算1500安打を達成した。残り2本で試合に臨み、2回の第1打席で右前打、8回の第4打席で右越え3号ソロ。14年には最多安打のタイトルを獲得した打撃職人がプロ18年目で節目に到達した。チームは大敗を喫して今季3度目の4連敗となり、西武と引き分けた2位・日本ハムとゲーム差なしになった。

 鮮やかなアーチで節目を飾った。4番・中村が8回2死で迎えた第4打席。カウント3―1から楽天の江原が投じた内角154キロ直球をしっかりと捉え、打球は右翼席まで伸びた。22日の日本ハム戦以来となる3号ソロで通算1500安打を達成。記念ボードを掲げた背番号7は、弘前の野球ファンから温かい祝福の拍手を送られた。

 「しっかりと1打席に集中して結果が出て良かったけど、僕らしくはないなと。ちょっとびっくりしましたね」

 帝京から07年高校生ドラフト3巡目でソフトバンク入団。プロ18年目、1605試合目で目標としてきた節目に到達した。「(出場)試合数くらいは打ちたかった。そんなイメージですかね。残り10本くらいから意識しだして、気持ち的には楽しかった。長くやっていればいいことあるなと」。関係者には記念球が届くようにお願いしたという。

 根っからの野球小僧だ。野球漫画「ドカベン」が大好きで単行本は全巻を読んだ。憧れは左の強打者・山田太郎。「地味だけど発想が面白く、人間性がいい」というのが理由だ。プロ野球編を読んで「ロッカールームの風景などで、こういうところで野球をやりたいな」とプロに憧れ、史上139人目の記録を達成した。

 今季は代打起用が見込まれていたが、チームにけが人が相次いだことでスタメンでの出番が多い。14年に最多安打のタイトルを獲得した好打者のバットコントロールは健在。教科書通りの美しい中前打はタイミングを少しずらし「ため込んで押し込む」という技術が詰まっている。

 現役時代に合同で自主トレを行ったこともある小久保監督は「まずは晃おめでとうでしょう。本塁打で決めるところがね。準備のたまものです」と試合後、最初に偉業を称えた。チームは今季3度目の4連敗と踏ん張りどころを迎えているが、頼りになる男がいる。仕事人・中村は「試合には勝ちたいですし、これからの数字は優勝に結びつく1本をどれだけ打てるか」と、この先の戦いを見据えた。 (井上 満夫)

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