日大三の“レジェンド”が14年ぶり頂点狙うナインを激励「凡事徹底を」 同姓のエースは「意識が高い」

[ 2025年8月22日 11:50 ]

西宮市内で練習する日大三の練習を見守った近藤一樹さん(左)と小倉全由前監督
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 エースとして2001年の日大三の初優勝に貢献し、プロ野球の近鉄、オリックスヤクルトで活躍した近藤一樹さん(42)が22日、西宮市内で行われた同校の練習を訪問した。

 決勝進出の原動力は成長力だった。「東京大会からっていうところで、1試合ずつ上手に強くなっていってるなっていう印象ですね」と口にした近藤さん。「確実に優勝候補っていうところではなかったと思う中で、1戦1戦、自分たちの野球を、どういう野球をしていけばいいのかを1試合1試合学びながら強くなっていってる」と試合のたびにたくましさを増すナインの姿に目を細めた。

 01年は1回戦から全6試合に登板。準決勝・横浜(神奈川)戦、決勝・近江(滋賀)戦はともに1人で投げ抜き、チームに初優勝をもたらした。01年、そして2度目の全国制覇を果たした11年。過去2回の優勝チームと今回のチームとはカラーが若干、異なるという。「2001年、2011年って、中心になる選手がいたんですけど、今年に関しては、その中心っていうところが、1人1人が中心なのかなっていうチーム」。過去は投打ともに「大黒柱」が存在した。その分「誰か抑え込まれると脆さが出てたチーム」だった。だが今年は違う。「1人が、もし上手に行かなくても、その次の人、次の選手っていうところでカバーできる。ある意味、そのチーム力っていうところは高いなと思います」。総合力の高さは優勝したチームより上と認めた。

 今年のチームのエースは一字違いの近藤優樹投手(3年)。近藤さんは「近藤君と比べるのは申し訳ないなと思いますけど。普通に、比べなくても近藤君はいいピッチャーだと思いますので、過去にそういう“近藤ってやつ、いたな”みたいなぐらいでいいのかなと思いますけど」と笑う。「僕と比べるとっていうところで言うと、本当、丁寧に大人のピッチングをしているので、僕からすると、すごく頼もしいなっていうピッチャーですね」と表現した。

 投手としての能力の高さについて「間違いなく丁寧さっていうところが。意識の高さだと思うんですよね。低めにコントロールできるっていうのは1球1球、意識の高さだと思う。そういう意識の高い1球1球を積み重ねて投げ込んでるピッチングをしてるなっていうのは思います」と評価する。「僕はもう意識低かったんで、いつも高めばっか投げてたんで。そういうところは本当に違うなと思いますね」と自虐的に話し、笑いを誘った。

 あと1勝で3度目の頂点に立つことができる。一戦一戦、強さとたくましさを増してきたナインへの特別なアドバイスはない。「当たり前にできることを、凡事徹底っていうところ。明日の1試合、あと1試合なんで、自分たちのやることさえできれば、結果出てくるとは思いますし、逆に言うと楽しんでほしいんですけど、舞い上がるわけじゃなくて、いつも通り1つ1つのプレーを当たり前に大事にやってもらえたらいいなと思いますね」。特別なことは必要ない。いつものプレーを貫き、自分たちの戦いを徹底してほしい。やるべきことをやった、その先に結果は自ずとついてくる。

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