広島・新井監督 高橋宏攻略オーダー不発 先頭から5番まで左打者も「相手の球威に押された」

[ 2025年8月10日 05:00 ]

セ・リーグ   広島0-2中日 ( 2025年8月9日    バンテリンD )

<中・広(19)>交代を告げにベンチから出る新井監督(撮影・椎名 航)
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 広島は9日、中日に0―2で敗れ、今季17度目の零敗を喫して再び5位に転落した。この日はチーム唯一全試合出場を続けていたサンドロ・ファビアン外野手(27)を休養目的にベンチスタートとし、今季2戦2勝を献上していた高橋宏攻略に向け、機動力重視の打線を組んで臨むも不発。右腕に昨季から6連勝を許し、新井貴浩監督(48)は「相手の球威に押された」と唇をかんだ。 

 天敵攻略へ大胆な布陣で挑むも、不発に終わり、新井監督は唇をかんだ。

 「左(打者)を使おうと思って使っているわけじゃない。相手もいい投手なので、オーソドックスにいっても厳しい。ちょっと動きを出していきたいなと思い、ああいう打順にしたが、相手の球威に押された」

 試合前まで今季は被打率・135と抑え込まれていた相手先発・高橋宏対策に打って出た。今季初めて1~5番まで左打者を並べ、走力が優れている大盛、羽月を1、2番で起用。機動力を絡めた攻撃で攻略を目指したが、苦戦を強いられた。前半5回まで、わずか1安打と沈黙。0―2の7回は1死から秋山、前川に連打が生まれ、モンテロが四球を選んで満塁としたが、矢野が一ゴロ。代打・小園も二ゴロに倒れ「しっかり振れたのはよかったが、打ちたかった…」と悔しがった。

 この日は、今月既に3本塁打を放っている末包とともに、チーム唯一全試合出場を続けていたファビアンが欠場。相手右腕に対して過去7打数2安打と相性は悪くなかったが、指揮官は「ファビもずっと出ずっぱりだったので。9連戦なので、今日は後からということにした」と休養目的であることを説明した。だが、左内転筋の張りで小園も2試合連続で先発を外れるなど、ここまで打線の“核”を担ってきた2人がいない打線では限界があった。

 7月21日のヤクルト戦以来の先発起用で3番に座った野間とともに、指揮官から「彼に引っ張っていってもらいたい」と今季初めて4番に抜てきされた坂倉も無安打に終わった。高橋宏に8回まで無失点に抑えられ、昨季から6連勝を献上。前々回5月2日の対戦から22イニング得点なしと苦杯をなめる結果となった。

 夏の9連戦も折り返し地点を迎えた。正念場が続く今、浮上に向けて下を向いている暇はない。 (長谷川 凡記)

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