中日・高橋宏斗「意外といい誕生日」今季最多132球の8回零封で23歳バースデー勝利

[ 2025年8月10日 05:00 ]

セ・リーグ   中日2-0広島 ( 2025年8月9日    バンテリンD )

<中・広(19)>7回、満塁のピンチで代打・小園を二ゴロに打ち取り、雄叫びを上げガッツポーズする高橋宏(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 ギアを一段、上げる音がした。2本の安打と四球で許した7回1死満塁。この試合唯一のピンチで、中日・高橋宏の顔つきが明らかに変わった。

 矢野に対しては、154キロのストレートで追い込み、最後はスプリットで一ゴロ。本塁封殺で2死までこぎつけ、代打・小園への初球はMAX155キロ。真っすぐでカウントをそろえ、再び「宝刀」スプリットで二ゴロに仕留めた。

 この時点で112球。交代を打診する首脳陣に、エースは首を振った。「7回の投球がちょっといい感じだったので、この感覚を忘れる前に投げたかった」。6月終了時点で、わずか2勝。大きく出遅れた反省は忘れていない。8回2死から野間には、5球全て150キロ超の剛球で勝負。今季最多132球を投げて得た5勝目は、十分すぎる手応えがあった。

 「ストレートでファウルが取れて、カウントがつくれたし、スプリットも、ピンチの場面は投げミスすることなく打者に振らせることができた」

 2安打完封した前回の広島戦(2日)に続く快投に、声のトーンが上がる。この日は、23回目の誕生日。プロ入り初のバースデーマウンドも、「(投げる前は)あんまりうれしくなかった。いい日にできるのかなって」と抱いていた不安を告白する。感想を聞かれ、「意外といい誕生日でした」と笑わせた。

 頼れる右腕が結果を残し、チームは再び4位浮上。「負けない投手を目指して、ここからも頑張りたいです」。混戦の続くCS争いへ、高橋宏の復調は何よりも頼もしい。(堀田 和昭)

続きを表示

「中日」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年8月10日のニュース