広島・阪神戦引き分け挟まず10連敗は球団初 歴史的惨敗も前向く新井監督「我慢強くやっていくしか」

[ 2025年7月31日 05:45 ]

セ・リーグ   広島0―5阪神 ( 2025年7月30日    甲子園 )

<神・広>6回、ベンチの新井監督(撮影・後藤 正志)
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 広島は30日、阪神戦(甲子園)に0―5で敗れ、7月2度目の泥沼7連敗で、借金は今季最多11まで膨らんだ。打線は0―0の2回1死満塁で無得点に終わるなど2試合連続、今季15度目の零敗。阪神戦は今季17試合目にして、早くもシーズン負け越しが決まった。引き分けを挟まない同戦10連敗は球団初の屈辱。新井貴浩監督(48)は「我慢強くやっていくしかない」と必死に前を向いたが、最下位・ヤクルトには3・5ゲーム差に迫られた。

 甲子園球場のスコアボードに広島だけ2日続けて「0」の数字が並んだ。チーム防御率両リーグトップ1・91を誇る強力投手陣の前に、この夜も打線が沈黙。苦しい現状に新井監督は悔しさを押し殺しながら声を絞り出した。

 「あと一本というところ。我慢強くやっていくしかない」

 先発・村上攻略のチャンスはあった。スコア0―0で迎えた2回は1死一、二塁から大瀬良の犠打が野選となって満塁の好機が到来。しかし、秋山が放ったライナーは遊撃・小幡の正面を突いた。遊直の打球判断を誤った一走・大瀬良は帰塁が間に合わず、痛恨の併殺で先制機を逸した。中盤4~6回の3イニングも安打で出塁して起点をつくったが、本塁が遠かった。

 前日29日の一戦も1点劣勢の7回無死満塁から代打の切り札・野間が投ゴロ併殺に倒れるなど連日、得点機での拙攻が敗戦に直結した。阪神戦で引き分けを挟まずに10戦10敗を喫するのは球団初の屈辱で、同戦は今季17試合目にして早くもシーズンの負け越しが決まった。

 今季15度の零敗のうち阪神戦が5度と苦しい戦いが続く。今季同戦の1試合平均得点も1・6点。その数字が物語るように、打線の低調が苦戦の大きな要因にある。朝山打撃コーチが言う。

 「(阪神投手陣の)映像を見ても制球が良くて、捕手が構えたところに投げきってくるので、選手もそう簡単ではないと思う。それでも、エース級を打ち崩していかないと上にはいけない。現状は力負けしているので、何とか、そこを追い越せるようにやっていくしかない」

 首位を走る猛虎との実力差を痛感しながらも、巻き返しを期した。チームは今月2度目の7連敗で、月間3勝16敗3分けと失速が止まらない。7月の敗戦数は球団最多。長いトンネルの出口が見えないが、指揮官は必死に前を向く。

 「選手は一生懸命やっている。なかなか結果につながらないが、みんな毎日、必死になってやっている。ベンチでもしっかり声が出ているし、何かのきっかけで上向いていくと思う」

 きょう31日の阪神戦が7月最後の一戦。負の連鎖を止め、反攻の8月戦線につなげていきたい。 (長谷川 凡記)

 ○…広島の7連敗は今季3度目のワーストで、7月だけで2度目。月間16敗は昨季9月の球団ワーストの20敗を喫して以来。7月に限れば球団史上初めて。

 ○…阪神戦は2試合連続の零敗で10連敗。81年に2分けを挟んで12連敗して以来、10戦10敗は今回が初めて。今季4勝13敗で、8試合を残して2年ぶりのカード負け越しが決まった。

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