T―岡田氏がカルビー近畿支店に潜入! 球団の名物イベント「じゃがいもデー」を深掘り

[ 2025年7月29日 05:00 ]

じゃがいもデー恒例のパネルに顔をはめる本紙評論家・T-岡田氏
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 オリックスの球団アンバサダーで、本紙評論家のT―岡田氏(37)が球団や選手などの秘話をお届けする新企画「とっておきの話 聞いてオリます」の第4弾は球団の名物イベント「じゃがいもデー supported by カルビー」を深掘りした。球界初の同イベントを23年からサポートする大手食品メーカーのカルビー近畿支店に潜入し、担当の村井太一氏(34)を取材。30日の西武戦と8月2日の日本ハム戦(ともに京セラドーム)で開催される舞台裏に迫った。

【T―岡田氏 とっておきの話 聞いてオリます】

 「じゃがいもデー」と銘打たれた仰天イベントは2012年に初開催された。今では球団の名物企画として成長。ただ、当初は選手間でも「じゃがいもデーって何だ?」と謎の“冠試合”は話題になっていた。英語に直訳すると「Potato Day(ポテトデー)」。特に外国人選手の頭の中は「???」だった。

 イベント当日に券売所でじゃがいもを球場関係者に提示すると、優待価格でチケットが購入できる「じゃが割」には驚いた。じゃがいもは回収せずに提示のみ。正直、その試合で負けたらじゃがいもを投げ込まれるんじゃないかという一抹の不安を覚えた。ただ、さすがはオリックスファン。それは無駄な心配だった。そして「じゃが割」の発案など球団の企画力と発想力も素晴らしいと感じた。当時からいろいろ面白いことを考えると思っていた。すべてはファンの方に喜んでもらうための企業努力。その思いはスポンサーのカルビー社も同じだった。

 7月某日にカルビー近畿支店にお邪魔してきた。23年から同社が「じゃがいもデー」の特別協賛社になってくれたことで、さらに話題を呼び、盛り上がった。今回は担当の村井氏を直接取材。じゃがいもを扱う企業として「球団とコラボできないか」ということが最初のきっかけだったという。同社と球団の思惑が一致。当初は手探りだったが、両社間でイベントを盛り上げるためいろいろ案を出し合ったそうだ。その中で村井氏がもっとも大切にしていることがあった。

 「ファンの方が凄く大事にされているイベントというのを存じておりました。サポートという形ではありますが、ファンの方に受け入れられるかというのが凄く不安でした。とにかく皆さんに喜んでもらえることを常に考えていました。その思いは今も変わりありません」(村井)

 想像以上の情熱には感謝しかない。実は選手たちは喜んでいた。練習後にロッカーや食堂で提供されたお菓子を食べていた。その時は「ポテトチップス」が“コミュニケーションツール”の一つになっていた。また、商品名に合わせた、かぶり物やグッズなども登場。昨年の「オリ男爵」では「ザ厚切り」部門で森友哉が選ばれ、かぶり物をかぶっていた。あんな友哉の表情は見たことがない。選手たちもノリノリ。ファンの方々も普段見られない選手の表情を見ることができて、喜んでくれていると思う。

 最後に村井氏は「ファンだけでなく選手、球団の方々の温かさに感謝しています。(新たな企画を)考えることは大きなやりがいです」と言った。ファン、スポンサー、選手、球団が一つになることがオリックスの良さ。そのためにも勝つことが一番大切だ。ここからが本当の勝負。後半戦も、皆さんに喜んでもらう戦いをしてほしい。(本紙評論家)

 ≪22年に9年ぶりに復活≫
 ▽じゃがいもデー 2012年当時、MBSのお天気番組キャラクターだった「じゃがポテ仮面」と球団がコラボした縁で同年に初開催し、13年も開催。オリックスファンで知られる「なにわ男子」の藤原丈一郎(29)が、「じゃが割」でチケットを購入していた過去をテレビ番組で紹介し、話題になった。復活を期待するファンの声に後押しされて22年に9年ぶりに復活。23年からはカルビー社がスポンサーとなり、「オリ男爵」のファン投票は、カルビー社の人気商品に合わせた投票がスタート。今年で開催は6度目となる。

 ≪初めてのコンビ投票では曽谷&太田が「オリ男爵」に選出≫
 ○…今年の「オリ男爵」ファン投票では、「関西味浪漫」部門で初めてコンビ投票を実施。ともに関西出身で同学年の曽谷と太田が選出された。番外編として用意されたJagabeeの公式キャラクター・ポッタによる「妖精」部門では「まるで妖精かのようなおおらかでマイペースな背番号24番」のコンセプト通り、紅林が選ばれた。オリ男爵に輝いた各選手には各部門のカルビー商品1年分が贈呈される。なお、紅林が1位だった22年に、T―岡田氏は10位にランク入りしていた。

 ≪プロ野球チップスカードは約2万種類≫
 ○…カルビー社の大人気商品の一つが1973年に誕生した「プロ野球チップス」だ。T―岡田氏は「選手たちもコンビニでよく買っていますよ」と、子供だけでなくプロ野球選手の中での人気も健在だと明かす。これまでに約2万種類が作られ、発行枚数は約20億枚。「プロ野球チップス」のカードに登場できる条件の一つは活躍度で、T―岡田氏は今年、レジェンドカードとしても登場。同社はT―岡田氏に対し「子供の野球人口が減っています。野球が楽しいと思わせてくれる環境作りを是非お願いしたいです」と、今後の活躍にも期待を寄せた。

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