広島・27年ぶり虎に7連敗の恥辱 新井監督「また次の試合、それしかないよね」 勝率5割逆戻り

[ 2025年7月10日 05:00 ]

セ・リーグ   広島1-3阪神 ( 2025年7月9日    マツダスタジアム )

<広・神(14)>交代を告げベンチに戻る新井監督(撮影・椎名 航)
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 広島が9日、本拠地で27年ぶりの恥辱にまみれた。首位を走る阪神に1―3で敗れ、同カードは1998年以来の7連敗。得点力に陰りが見える打線は天敵・大竹から1点しか奪えず、先発・大瀬良大地投手(34)は6回1/3を9安打3失点で5敗目を喫した。虎の背が大きく遠のく8・5ゲーム差に広がり、2連敗のチームは貯金がなくなった。

 まるで4日前のVTRを見ているようだった。1点を追う6回、先頭・野間が中前打で出塁し、打席に2番・中村奨。その初球、ヒットエンドランのサインに売り出し中の26歳はチェンジアップを空振りし、スタートを切っていた野間は二塁であえなく憤死した。

 「作戦のことはあまり言いたくないけど(投球は)恐らくストライク。何とかしてほしいところよね」

 新井監督が厳しい表情で振り返る。同様のシーンは7月5日の東京ドームでもあった。末包が四球を選んだ3回1死一塁で、中村奨は1ボールからエンドランのチェンジアップを空振り。末包は二塁でアウトになった。作戦を遂行できなかった2番打者は声を絞り出す。

 「もちろん(バットに)当てないといけない。それだけです…」

 中村奨が一飛に倒れた2死後、ファビアンと小園に連打が生まれるから、何とももどかしい。大竹攻略へ、それでも序盤は期待感があった。1点を先制された直後の2回、2死から坂倉が右翼フェンス直撃の二塁打を放ち菊池も左翼線に同点の適時二塁打で続いた。

 「取られたすぐ後に点を取ることができて良かったです」

 35歳は短いコメントに達成感を込める。奪った得点は、しかし、チグハグな攻撃が響いて、その1点だけに終わった。打線を組み替え、5月31日以来、5番にモンテロを入れても不発。大竹にはマツダスタジアムで無傷の9勝目を献上し、通算成績でも12勝を挙げられる惨状となった。

 「普通にやってもなかなか点が取れないので、モンティーを5番に(入れた)。まぁ、ずっとやられているんでね。毎回同じようにやられている。また次の試合(でやり返す)、それしかないよね」

 努めて冷静に受け答えする指揮官。一体、いつになったら天敵を打ち崩す日が来るのだろう。首位・阪神には98年以来27年ぶりの7連敗を喫し、ゲーム差は8・5に拡大した。恥辱にまみれたままでは終われない。(江尾 卓也)

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