西武 メジャー72発のJ.D.デービス緊急補強!本職三塁に加え一塁、左翼守れる32歳ユーティリティー

[ 2025年7月10日 02:00 ]

J.D.デービス
Photo By ゲッティ=共同

 西武が新外国人としてメジャー通算72本塁打のJ・D・デービス内野手(32=前エンゼルス傘下3A)を獲得することが9日、分かった。既に大筋合意しており、近日中にも正式発表される。19年にはメッツの主軸として22本塁打を記録した右の長距離砲。チームはリーグ再開後に大きく負け越して、優勝争いから一時後退。低迷する打線の救世主として期待を寄せる。

 正念場を迎えている西武が緊急補強に動いた。交流戦終了時点での貯金6を使い果たして勝率5割。リーグ再開後は打線が低調で、5カード連続負け越しと苦しい状況が続いている。西口監督が「軒並み打線が調子を落としている。何とか奮起してほしい」と打開策を探っていた中、優勝争いに再び加わるため球団が獲得に動いたのはメジャー通算72本塁打のJ・D・デービスだった。

 19年にメッツの主軸として140試合で打率・307、22本塁打、57打点を記録した右の長距離砲。その他ジャイアンツ、ヤンキースなどメジャー6球団で通算645試合に出場し、メジャー通算72本塁打、221打点を誇る。今季は4月にエンゼルスで5試合に出場した以外は傘下3Aでプレーし、50試合で打率・294、10本塁打、38打点。6月30日に自由契約になっていた。

 日本人投手との対戦ではダルビッシュ(パドレス)からは打率・308(通算13打数4安打)、1本塁打をマーク。2日に通算3000奪三振を達成したカーショー(ドジャース)からも打率・333(通算15打数5安打)、3本塁打、6打点の対戦成績を残し、メジャー屈指の左腕を打ち砕いてきた実績がある。守備は三塁を主としつつ、一塁と左翼も守れるユーティリティープレーヤーだ。西武の三塁は今季二塁からコンバートした外崎が不振のため、現在は5年目の山村が主に務め、開幕から固定できていない唯一のポジションになっている。

 4番に座るネビンは全試合に出場し、チームトップの8本塁打を放つなど存在感を見せている一方、4番候補として期待されたセデーニョは打率1割台で1、2軍の往復が続いている。9日の試合を終えてチーム201得点はリーグ最低、32本塁打はリーグ5番目に沈み、巻き返しへの課題は明白だ。

 犠打など小技で少ないチャンスを生かし、強力投手陣を中心として「守り勝つ野球」を徹底しているチームに待望の長距離砲が加わる。

 ◇J・D・デービス 1993年4月27日生まれ、米カリフォルニア州出身の32歳。カリフォルニア州立大から14年ドラフト3巡目(全体75番目)でアストロズに入団。17年8月にメジャーデビュー。メッツに移籍した19年は140試合に出場して自己最多22本塁打で打率・307、57打点。22年途中にジャイアンツへトレード。ヤンキースなどを経て今年はエンゼルスとマイナー契約を結び、メジャーでは4月に5試合出場。メジャー通算645試合で打率・257、72本塁打、221打点。1メートル85、99キロ。右投げ右打ち。

 ≪打線支えた若手に壁≫打線はリーグ戦再開から9日までの10試合で1試合平均1.5得点と低空飛行が続いている。1番打者として打線を引っ張ってきた西川は6月に月間打率.233と調子を落とし、3番を担うドラフト2位・渡部聖は7月6試合で打率.083。自己最多5本塁打を放つなどクリーンアップで勝負強い打撃を見せてきた長谷川も6月29日から27打席連続無安打があった。交流戦まではレギュラーとして1年間戦ったことのない若手が打線を支えてきたが、それぞれが壁にぶつかっている。

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