阪神・前川 今季7度目マルチ 全3打点の熊谷につないだ 〝悩み〟は2軍経て変化「ありがたいこと」

[ 2025年7月6日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―0DeNA ( 2025年7月5日    横浜 )

<D・神>6回、前川は左前打を放つ(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 きっかけをつかみそうな2本だった。前川が4月30日の中日戦以来となる今季7度目のマルチ安打をマークし、快勝に貢献した。

 「久しぶりに打てた。1打席目がああいう形(無死一塁で空振り三振)で終わったので、2打席目、3打席目といい形で(後ろに)回せて良かった」

 0―0で迎えた4回2死一塁の第2打席。カウント1―2から大貫のスプリットをはじき返した打球は一、二塁間を破った。続く2点リードの6回は無死二塁からカーブを左前へ運んだ。ともに「つなぐ」意識のスイングから生まれた一打。次打者・熊谷が叩き出した全3打点につなげる役割を果たした。

 1軍で試合に出場し始めた2年目の23年から“悩みの種”ができていた。「シーズン中は何時に寝ても必ず朝4時に目が覚めるんです。2回目は決まって8時ですね」。その日の打席をじっくり動画で振り返ることを寝る前のルーティンとする22歳。たとえ打っても、打たなくても、眠りが浅くなる日常に「不思議ですよね」と苦笑いを浮かべていた。

 2年ぶりに2軍降格を経験した今シーズンの5月22日以降、その現象はなくなったが、ファームを経験して生まれた一つの感情があった。

 「眠れないのは1軍でプレーしていたプレッシャーかもしれません。でも、眠れなかったことをありがたく思わないといけない。ひたむきにプレーをしないとダメですね」

 シーズンはまだ78試合を消化したばかり。「今日はもう終わった。次頑張りたい」。状況に応じた打撃を得意とする背番号58。本調子に戻れば、虎の独走はさらに加速する。(石崎 祥平)

「中日」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年7月6日のニュース