ドジャース主軸がまさかの同時不振 ベッツは守備の影響を否定 フリーマン「唯一の痛みはスイング」

[ 2025年6月28日 09:00 ]

昨年のワールドチャンピオンリングを手にするドジャースのMVPトリオ。(左から)フリーマン、大谷、ベッツ(AP)
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 ロサンゼルス・タイムズ紙が27日(日本時間28日)、打撃不振のムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンについて報じた。

 ベッツは直近17試合で打率.191、本塁打1本、8打点と低迷。今季通算OPS(出塁率+長打率)でもリーグ平均をわずかに上回る106という水準に落ち込んでいる。一方、フリーマンはさらに厳しく、過去20試合で打率.160。これは彼のキャリアにおいて20試合単位で見た場合に最低の数字で、それまで好調だった今季の成績を大きく押し下げている。「もう6週間ずっとフラストレーションが溜まりっぱなしさ」とフリーマンが言えば、ベッツも「原因がわかっていたら、もっと打っているよ」と話す。

 ベッツについては、遊撃手という難しいポジションでプレーしていることが理由として指摘されている。しかし、本人は「ショートのせいじゃないよ。去年はショートをやりながらも打てていた。原因はポジションじゃないはず」と否定する。デーブ・ロバーツ監督も「私は関係ないと思う。ベッツ自身が守備と打撃を分けて考えられていると言っている以上、それを信じている」と同意する。

 監督がむしろ問題視するのはパワーの欠如。ベッツの今季の長打率は.392で、キャリア最低を50ポイントも下回っている。平均打球速度やハードヒット率、バットスピードなどといった指標も軒並み低下。「芯で捉えられていない」とロバーツ監督は言う。「彼はバレル(芯)に当てるのがうまい打者だけど、今は普段よりもボール球に手を出す傾向があるし、ポップフライも増えている」と解説する。

 フリーマンは激しい浮き沈みに苦しんでいる。5月末時点では打率.374でナ・リーグの首位打者に立っていた。オフに右足首を手術し、3月末にはシャワーで滑って再び痛めたが、それでも打撃では好調を維持し、35歳にしてキャリア最高のシーズンも期待されていた。だが、今ではヒットが出ない日々が続く。ロッキーズとの3連戦では11打数無安打、直近22打数でわずか1安打だった。

 「強く打った打球もあるけど、結果が出ていない。それは彼にとってもつらいこと。でも、彼ならきっと立て直してくれると信じている」とロバーツ監督。フリーマンは不振脱出のために、インサイドアウトのスイングを促すネットドリルや、体重移動を意識するメンタルキュー(動作を正しく導くための脳内の合図や意識のスイッチ)などあらゆる方法を試しているが、まだ結果に結びついていない。最近は軽い太腿裏の張りも抱えているが、本人はケガが原因ではないと断言。「唯一の痛みはスイングの中にある」と語っている。

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