金本知憲氏 阪神のリーグ戦再開後キーマンに大山指名「しっかりしたら盤石」 佐藤輝には「45本目指せ」

[ 2025年6月23日 05:15 ]

交流戦   阪神1―3ソフトバンク ( 2025年6月22日    甲子園 )

<神・ソ>7回、左前打を放つ大山(撮影・亀井 直樹)  
Photo By スポニチ

 阪神は22日、ソフトバンク戦(甲子園)に1―3で惜敗し、3年連続の負け越しで交流戦の全日程を終えた。球団創設90周年「レジェンズデー」のため、甲子園を訪れた本紙評論家・金本知憲氏(57)は「今年は高い確率で優勝できる」とリーグ戦再開からの進撃を期待。キーマンに大山悠輔内野手(30)を指名し、交流戦の本塁打キングが濃厚な佐藤輝明内野手(26)には「45本を目指せ」と愛情あるエールを送った。

 鉄人の熱い思いが、戦うチームに向けられた。交流戦最終戦を白星で締めくくることはできず、3年連続の負け越しが決まったが、元監督の金本氏は「今年はかなり高い確率で優勝すると思っている」と苦しんだ交流戦をバネに、リーグ戦再開から阪神らしい戦いで頂点に向けて走ることを期待した。

 3年間の監督時代は就任1年目の16年から「超変革」をテーマに掲げ、チームの活性化とドラフトで獲得した選手の育成に取り組んだ。そして今年、藤川阪神はドラフト1位のクリーンアップトリオを中心に、2位のDeNAと広島に3・5差をつけている。この日も三塁・ヘルナンデス以外は生え抜き選手でスタメンを構成した。「僕はこういうのを目指していた。理想的な球団じゃないかな」とした上で、「優勝というのは本当にいいもの。それを初めて経験したのが阪神だった」と今年の選手たちにも胴上げを味わってほしいとエールを送った。

 金本氏は「かなり高い確率」をより確実なものにするためのキーマンに大山を指名した。この日も4回2死二塁の同点機に空振り三振に倒れた背番号3に「もう少ししっかりしてほしいけどね。大山がしっかりし出したら、もう盤石」と夏場に勝負強さを発揮することを期待。16年ドラフトで自ら指名しただけに、70試合終了時点で打率・244、4本塁打、30打点という大山の数字にも“変革”を求めた。

 さらに両リーグトップの19本塁打、同トップタイの49打点を誇る4番・佐藤輝には、一歩上をいくノルマを課した。「能力は十分持っている。40本と言わず、45はいく能力を持っている」と45本塁打での初タイトルを期待した。金本氏も05年に40本塁打を記録しながら、広島・新井(現監督)の43本塁打に涙をのんだ経験がある。現在のペースで満足することなく、貪欲に打つことを期待した。

 「浜風もあるからセンター方向を狙うこと。そうすると割と風にも乗りやすい。ちょっとコツをつかんだかなと思っている」

 レジェンドの言葉通り、佐藤輝は19本中、6本塁打が中堅方向。大山と佐藤輝ならセ界を圧倒できる。熱いメッセージにあとは応えるしかない。(鈴木 光)

 【佐藤輝が反撃の二塁打】

 阪神・佐藤輝が0―2の4回2死一塁から左翼線二塁打を放ち、左翼・石塚の失策も絡めて反撃の1点を呼び込んだ。打点は付かず、65年のドラフト制以降ではプロ野球史上7人目となる入団から5年連続シーズン50打点はお預け。それでも交流戦を6本塁打で終え、球団では22年の大山以来となる交流戦本塁打王は濃厚だ。交流戦通算16本塁打は球団歴代3位タイ。札幌、仙台、埼玉の長距離移動を伴った18試合を回想し「しっかり休みを取って、また調整して、(27日の)神宮から頑張りたい」と意気込んだ。

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年6月23日のニュース