甲子園アルプス席で最初に吹奏楽部が応援した高校を知っていますか?

[ 2025年6月18日 18:30 ]

夏まで待てない!日大三吹奏楽部とダンス部
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 【君島圭介のスポーツと人間】

日大三 実際の応援演奏「Come on !!」

 慶応普通部でも広島商でも早稲田実でも智弁和歌山でもないんです…。

 答えは「日大三」。

 1952年夏の甲子園、1回戦・長崎商戦。日大三の吹奏楽部が第34回大会にして史上初めて楽器を持ち込んで自校の応援演奏を始めた。

 現在の応援スタイルの原点である。

 伝統は2025年の今も受け継がれている。当時は男子校だったが、今は共学。男臭いバンカラな応援は、同校OBである現NHK交響楽団の演奏者・竹島悟史氏が後輩のために作曲した全国的人気の高い「Come on !!」「Chance」が加わり、元気で華やかなダンス部のパフォーマンスとともにアルプス席を彩る。

 強豪ぞろいの西東京だが、吹奏楽部の存在は日大三の甲子園出場を心待ちにする高校野球ファンが多い理由のひとつでもある。

 現吹奏楽部の部長を務める時崎莉乃亜さん(2年)は、「野球応援をしたくて入る子が多い。コンクールではなく、演奏を楽しむことがメイン。野球応援は特に力が入る」と教えてくれた。

 野球部側も長雨でマーチング練習ができない吹奏楽部に室内練習場を貸したり、定期演奏会で重い荷物の搬入を力自慢の部員が手伝ったり、部間の友情も育む。

 夏の西東京大会前には野球部の保護者が応援をしてくれる吹奏楽部をもてなす“壮行会”を開くこともあるという。

 「日大三は夏に強い」と言われる理由がよく分かる。吹奏楽部の歴史も含めて、日大三は夏の甲子園に愛されているようだ。
 

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