ドジャース・大谷 17日に投手電撃復帰!663日ぶり登板でまずは1イニング

[ 2025年6月17日 01:30 ]

<ドジャース・ジャイアンツ>キャッチボールをする大谷(撮影・光山 貴大)
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 663日ぶりの電撃二刀流復活だ。ドジャース大谷翔平投手(30)が、16日午後7時10分(日本時間17日午前11時10分)開始の本拠地でのパドレス戦で先発し、投手として復帰する。23年9月に2度目の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、当初は球宴後の7月後半の復帰予定も、打者出場も続ける中での負担を考慮し“前倒し”。1イニング限定となる見込みだが、23年8月23日のレッズ戦以来1年10カ月ぶりに、大谷がマウンドに帰ってくる。

 待ち切れなかった。ジャイアンツに5―4で辛勝。ハイタッチのためマウンド手前まで向かった大谷が、本塁へ投げるようにステップを踏んだ。そばにいたコンフォートの打ち返すそぶりに、思わず笑みがこぼれた。

 急転直下の二刀流復活決定だった。試合後に球団公式SNSが、16日(日本時間17日)の大谷先発を発表。当初は17日前後に4度目のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板する予定だった。試合前、デーブ・ロバーツ監督は、4度目が復帰前の最後のライブBPかと問われ「可能性はある。彼は今凄く意欲的でかなり興奮している」と説明。それが、試合後に「翔平の答えは出た。ライブシチュエーションのシミュレーションは終わった。数日中に初先発する可能性は高い」と変わり、16日(日本時間17日)からのパドレス4連戦での復帰をにおわせたが、その直後に翌日の先発が発表されるドタバタぶりだった。

 14日に「十分に試合に投げられるレベルには近づいている」としていた大谷の意向が強く働いた。「本人の声を優先している。典型的な先発投手の調整過程を踏む必要がないという点が決断の理由。彼は自信を持っており、時が来た」と指揮官。打者出場も続ける二刀流にとって規則上、負傷者リスト(IL)入りが必要なマイナー戦でのリハビリ登板は困難。ここまで3度のライブBP登板も試合開始4~5時間前の実施で「本人にとってはダブルヘッダーくらいの感覚だったようだ」と指揮官は負担軽減も突然の復帰の一因とした。

 スネル、グラスノー、佐々木らの先発陣に加え、救援陣も負傷離脱者が続出。チーム防御率4・19は両リーグ22位で、救援陣の投球回数は両リーグ最多となっている。指揮官は「チーム状況を踏まえると先発で1、2回だけでも投げてくれるならプラスになる」と本音も吐露。「大谷ルール」で降板後のDH出場も当然可能で、ド軍での、そしてドジャースタジアムでの公式戦初登板は打順も注目となる。

 復帰戦の相手は、エンゼルス時代にメジャー初の投打同時出場を果たし一発も放った21年4月4日と同じシース。「2つ同時にやっていくのが通常のスタイル。復帰したら復帰したで、それが今まで通りと思って入ればいいと思っている」としていた大谷の「二刀流新章」が、異例の形で幕を開ける。(小林 伊織)

 ≪2度目のTJ手術から636日 リハビリ期間は“順当”≫2度目のトミー・ジョン(TJ)手術を受けて復帰した最近の例では、ド軍の同僚メイが今年4月1日に623日ぶりの復帰登板。また昨季までド軍に在籍していたビューラーは昨年5月6日に622日で復帰している。手術から636日で復帰する大谷は1イニングの登板予定だが、リハビリ期間としては同じエラトロッシュ医師が執刀した2投手とほぼ同程度。TJ手術は一般的に1度目の成功率が90%に対し、2度目は60%程度とされる。

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