【大学選手権】中京大が2大会連続8強入り 最速155キロ右腕・大矢琉晟が7回無失点

[ 2025年6月12日 06:00 ]

第74回全日本大学野球選手権2回戦   中京大5―0近大 ( 2025年6月11日    東京D )

<中京大・近大>5回、力投する中京大先発の大矢(撮影・村上 大輔)
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 2回戦3試合が行われ、中京大は近大を5―0で制して2大会連続の8強入りを決めた。リーグ戦を含めて今春初先発の最速155キロ右腕・大矢琉晟(りゅうせい)投手(4年)が7回無失点に抑えて2試合連続の零封勝利に貢献。東海大、福井工大も8強に進んだ。

 高校時代から逸材の陰に隠れてきた投手たちが晴れ舞台で輝いた。プロ志望ながら今春に結果を残せずにいた大矢は、試合前に同僚に言われた。「野球人生かかってるんじゃね?」。今秋ドラフト1位候補の高木快大(4年)が故障で登板回避。NPB12球団のスカウトが見守る前での先発機会が巡ってきた。

 普段の救援登板のように150キロ台を連発し、スリークオーターから最速152キロを計測した。「ここで勝つためにやってきた」。8奪三振と押し込み続け、7回を3安打無失点の大仕事。記念の勝利球を力強く握った。

 中京大中京(愛知)では、同学年の畔柳亨丞(現日本ハム)に次ぐ控え投手。それでも戦友のドラフト指名を見て夢が決まった。「あの瞬間に“自分もプロに行ける”と思えた」。大学でも同期には絶対的エースの高木がいた。2年春には右肘手術。同期の背中を追い続けた時間も全国大会で報われた。

(2番手の磯部も/自己最速の153キロ/) 8回から1回1/3を無失点に抑えた磯部祐吉も、享栄(愛知)では同学年の東松快征(現オリックス)の控えに甘んじていた。待望の全国舞台で自己最速を更新する153キロを計測。「ここまで成長できたのは東松がいたから」。高校時代に主人公になれなかった投手たちが150キロ台を連発し、高木の登板回避が続く緊急事態を救った。 (河合 洋介)

 ◇大矢 琉晟(おおや・りゅうせい)2003(平15)6月28日生まれ、愛知県春日井市出身の21歳。小5から篠木スターズで野球を始めて三塁手を務める。中学では愛知守山ボーイズに所属して投手転向。中京大中京(愛知)では2年秋から背番号10でベンチ入り。中京大では3年春にリーグ戦初登板。50メートル走6秒0、遠投100メートル。1メートル78、82キロ。右投げ左打ち。

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