「やりたいことを全部やっていた」ドジャース投手コーチ 大谷のライブBPに安心顔「次のステップへ進む」

[ 2025年6月11日 09:01 ]

<パドレス・ドジャース>ライブBPに登板する大谷(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 ドジャース大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦の試合前に、23年9月の右肘手術後3度目となるライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。3イニング想定で打者11人に対し、術後最多となる計44球を投げ1安打、1四球、6奪三振だった。

 見守ったプライヤー投手コーチは「週末にちょっと天候の影響で遅れましたが、今日の内容はとても良かった。ボリューム(投球数)も増えてきていて、強度も十分。球種も揃っていたし、実行力も前回の2回目よりも良かったと思います」とうなずき「今日は“初めての実戦形式”みたいな感じでしたが、全体的にとてもポジティブな方向に進んでいます。あとは今後、数日間の状態を見てから、次のステップを決めることになります」と手術した肘などに問題がなければ次の段階に進めるとした。

 そして、実際の試合復帰に関しては「最終的には翔平本人が“本物の試合で投げられる”と自信を持てる状態になることが重要で、そこからチーム全体としてどうバランスを取るか考える必要があります」とし「44球くらいから始まって60球、70球の段階に入れば、本格的に実戦復帰を考えられます。複数イニングを任せられると確信が持てることが鍵です」とした。

 投手復帰の目途は球宴後を目標としているとされるが、プライヤーコーチは「その計画については私は聞いていません。なので何とも言えません」と明確な復帰時期について言及せず「私はとにかく彼が今日どうだったか、どう感じたかを見て、日々判断しています。たとえば金曜日に投げる予定だったのが天気で延期になったり、いろいろな要素が絡んでくるので、彼の場合は特に柔軟に対応しています。今日が素晴らしい日だったことは間違いないので、次のステップへ進みます」と復帰時期を明確に設けず、その日、その日で判断する段階とした。

 6三振を奪ったことには「もちろん、空振りを取れるのはいいことです。ただし、“どうやって”空振りを取っているかが重要」と指摘。「今日は速球だけでなく、変化球でも空振りを取っていました。打者のタイミングを崩し、ストライクゾーン内でミスショットを誘えている。リハビリ中の投手では、登板の後半になると質が落ちることもありますが、彼にはそれが見られませんでした。今日の内容は非常にポジティブ」と語った。

 実戦に近い大谷の姿が見られたのではと尋ねられると「かなり近づいてきたと思います」としただ、本当の意味での“翔平らしさ”が出てくるのは、実際の試合に出てから3、4試合後くらいになるかもしれません」と言及。その上で「ただ今日に関して言えば、全投球でしっかり自信を持って投げていたと思います。こちらが何か指示する必要もないくらい、やりたいことを全部やっていました」と状態の良さに安堵(あんど)した。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年6月11日のニュース