広島・新井監督 “足攻”継続「走塁でもプレッシャーかける」 交流戦12球団トップの10盗塁

[ 2025年6月10日 05:45 ]

広島・新井監督
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 3連勝中の広島は、きょう10日からロッテ、日本ハムと6連戦。千葉~北海道を転戦する敵地での戦いを前に、新井貴浩監督(48)は「走塁でもプレッシャーをかけていけるように」と“足攻”継続を宣言した。難攻不落だった西武・今井を攻略するなど、ここまで交流戦6試合で12球団トップの10盗塁。キーマンの一人・矢野雅哉内野手(26)も「走れる時は走りたい」と強調した。 

 伝統の機動力野球は影を潜めていた。交流戦前の盗塁数15はヤクルトと並ぶセ・リーグ最少。それがどうだ。交流戦に入ると、盗塁企図はピンポイントで増えた。5日のオリックス戦を皮切りに10盗塁に成功。新井監督は満足そうに振り返る。

 「そこは、いろいろな情報をスコアラーやアナリストの人が提供してくれているしね。あとはコーチが“失敗を恐れず、どんどん行けよ”と背中を押してくれているので。いいと思いますよ、はい」

 効果てきめんだったのが7日の西武戦だ。足を絡め、それまで12球団で唯一防御率0点台だった今井を見事に攻略。7回までに4度の仕掛けで3盗塁を成功させ、長短8安打を絡めて難敵から5点を奪ってみせた。指揮官はこうも言う。

 「そうやね。打つだけじゃなしに、走塁でもどんどんプレッシャーをかけていけるような戦い方が(今後も)できるなと思います」

 “足攻”継続宣言。成否の鍵を握る一人が矢野だ。7日は先頭打者で右前打を放った7回に二盗を決め、野間の左中間三塁打で4点目のホームを踏んだ。ただ、意外にもこれが今季初盗塁。走ろうにも走れない事情があった。

 「走っていいという場面が、なかなか少なかったです。その中で1個決められたので」

 今季開幕は2番で先発し、最近はもっぱら8番。9番に投手が控える以上、自由には走れない。ただ、DH制が採用されるパ・リーグの本拠地だと制約はなくなる。ましてやロッテの主戦捕手・寺地の今季盗塁阻止率は・067。規定以上(チーム試合数の1/2以上出場)の捕手では、両リーグ最低の数字だ。

 「(盗塁企図は)多分フリーになると思うので、走れる時は走っていきたい。相手も同じぐらい試合をしているのでデータはある。(投手の)映像を見たら、こういう感じだなと分かるので」

 交流戦4勝2敗スタートは、リーグ2連覇を果たした17年以来8年ぶり。自慢の足で流れを引き寄せ、敵地の重い空気を変える。(江尾 卓也)

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