広島 22日ぶり首位浮上 二塁から“激走”大盛が決勝ホーム「何が何でも得点できるようにと考えていた」

[ 2025年5月17日 05:45 ]

セ・リーグ   広島4―2阪神 ( 2025年5月16日    甲子園 )

<神・広>9回、生還した大盛を迎える広島ナイン(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 広島は、阪神との首位攻防第1戦(甲子園)に4―2で勝利して4月24日以来、22日ぶりの首位に浮上した。2―2の9回2死二塁でエレフリス・モンテロ内野手(26)が決勝の中前打を放った。代走の二走・大盛穂外野手(28)の激走が決勝点をアシスト。新井貴浩監督(48)も「本当に凄い走塁だった」と“神走塁”に目を細めた。チームは5月2度目の4連勝で、貯金も今季最多タイの「5」に伸ばした。

 モンテロは強い気持ちで打席に入った。同点で迎えた9回2死二塁からの第4打席。初対戦の守護神・岩崎がカウント1―1から投じた3球目だ。甘い直球を逃さずに仕留めた一打は値千金の中前適時打となった。

 「絶対に打たないといけないという気持ちで打席に入った。結果が出て良かった」

 M砲の来日2度目となる決勝打をアシストしたのは大盛の“神走塁”だった。9回、先頭で四球を選んだ4番・末包の代走として出場。続く坂倉の今季3度目の犠打で二塁に進塁した。そして、モンテロの中前打では迷わずスタートを切った。近本が前進守備シフトを敷く中、果敢に本塁を狙った。三塁ベースコーチ・赤松外野守備走塁コーチの指示にも応えて背番号59はヘッドスライディングで生還した。

 「末包を代えて、僕を出した時に、(監督は)ここに勝負かけているんだなと(思った)。何が何でも得点できるようにと考えていた。みんな(三塁を)回ると思わなかったとベンチで言っていたし、あそこでセーフになれたことが、大きい」

 同点の場面で4番に代走を送り、強打の捕手・坂倉に犠打を指示した新井監督の采配もズバリ的中。大盛の激走に、指揮官も「よく走ったし、赤松コーチがよく回した。本当に凄い走塁だった」と目を細めた。

 これでは終わらない。なおも2死二塁で、続く矢野も左中間へダメ押しの適時二塁打を放った。7回に追いつかれ、嫌な雰囲気が漂う中、土壇場で底力を発揮。チームは首位攻防第1戦を制して、4月24日以来となる首位に浮上した。5月2度目の4連勝で、貯金5は今季最多タイ。4月25日~5月2日にかけては7連敗を喫するなど苦しい時期を過ごした。それでも反発力で巻き返しに転じた新井監督も手応えをのぞかせた。

 「まだまだこれからだけど、故障していた選手が戻ってきてくれて、若い選手と刺激し合って、少しずつではあるけど、チームに力がついてきているなと感じる」

 14勝8敗1分けと大きく勝ち越した昨年の5月同様、コイの季節から、上昇気流に乗っていく。(長谷川 凡記)

この記事のフォト

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年5月17日のニュース