広島・中村奨 秋山1軍復帰でもスタメン死守だ 好調4戦連続マルチ安打 新井監督「ゆっくり考えたい」

[ 2025年5月13日 05:45 ]

広島・中村奨成
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 定位置獲りのチャンスを逃すわけにはいかない。広島・中村奨成外野手(25)が、13日からの巨人戦(マツダ)を前に、スタメン死守へのアピール継続を期した。左脇腹の肉離れが回復したエレフリス・モンテロ内野手(26)とともに、右足首を痛めて離脱していた秋山翔吾外野手(37)も1軍復帰。4試合連続マルチ安打中の若ゴイは、実績十分なベテランに負けじと好調を持続させ、勝利に貢献する。

 今年こそ――。8年目のブレークの予感を漂わせる17年ドラフト1位の中村奨は、強い覚悟をにじませた。

 「スタメンが確約されているわけではないので、一試合一試合、結果を残すだけ。出してもらえる試合では、一試合一試合を大切に、という思いでやっている」

 同じ外野手の秋山が4月1日に「右足関節外側じん帯損傷」で出場選手登録を抹消されたのに伴い、徐々に出場機会を増やしてきた。4月に9試合出場で23打数8安打(打率・348)の好成績を残すと、今月は8試合で26打数10安打(同・385)。3日の中日戦からは1番に座り、直近の4試合連続で複数安打を記録している。現在の打率は・367。10日のDeNA戦では早くも、年間安打数の自己最多(21年の15)を更新した。

 好調のきっかけは、再調整のため2軍に降格した3月18日からの取り組みにあった。福地2軍ヘッド兼打撃・走塁コーチから「1軍の速い球の投手に良いアプローチをしていこう」と言葉を掛けられ、オープンスタンスに着手。速球への対応力アップに加え、投手の球を見やすくする狙いでのフォーム修正が奏功した。最近は、打席の中で“ゆとり”も出てきたと言う。

 「結果が出ているから余裕が出ている、というのは(ある)。自分の中で技術的には“これ”というのが少しずつ出てきたので、そのへんが余裕につながっていると思う」

 さらに、相手の配球を読みながら「(打ちに)いく時といかない時は割り切って。整理して入っている」と相手と駆け引きできていることで、打席の内容も充実。新井監督は「奨成はずっと良いものを見せてくれている。またスタメンはゆっくり考えたい」とうれしい悲鳴を上げている。きょう13日に秋山が1軍に復帰し、真価が問われる中村奨。期待に応え続けることで信頼をつかむ。

 「秋山さんが帰ってきても、すぐ名前が挙がるように。良いものが続いているから(首脳陣が起用を)続けよう、となれば、それはそれでプラス。とにかく一試合一試合やっていきます」
 1ゲーム差で追う2位・巨人との3連戦。成長ぶりを示すには格好の舞台だ。(長谷川 凡記)

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