阪神・伊原 観戦母の前で感謝2勝 村上に続いた“智弁コンビ”で2戦連続零封勝利演出

[ 2025年5月12日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-0中日 ( 2025年5月11日    甲子園 )

<神・中(7)>勝ち星を挙げ、最後を締めた岩崎(左から2人目)からウイニングボールを受け取る伊原(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 先輩に続くべく、懸命に腕を振った。阪神の先発・伊原は5回2/3を投げて4安打無失点と好投し、2勝目。前日10日に100球未満の完封勝利「マダックス」を飾った智弁学園(奈良)の先輩・村上の投球を目に焼き付け、同じ甲子園のマウンドで竜退治をやってのけた。

 「いいリズムで投げているのが攻撃にもつながりますし、(村上さんの)そういうところは見習わないといけない。まだまだ追いつけはしないですけど、しっかり背中を追いかけて頑張りたい」

 村上同様、序盤からテンポ良くアウトを積み重ねた。初回を3者凡退で立ち上がると、ピンチらしいピンチもないまま5回まで無失点。6回1死一、二塁で上林を右飛に仕留めた時点で降板となったが、先発として試合のリズムをつくった。

 “智弁コンビ”で今季初めて2試合連続先発登板し、2試合連続の零封勝利を演出。先輩右腕にはいつもかわいがられ、プロ初勝利の際は高級ブランドのディオールのネクタイをプレゼントしてもらった。「ありがたいこと。気にかけてもらっているのが凄い分かった」とホオを緩める。

 一方で、11日の「母の日」に合わせて、今年は母・優子さんに靴をプレゼントした孝行息子でもある。社会人になってからは毎年、感謝の思いを形にして届けてきた。加えて、「僕がここまで野球ができているのも両親のおかげ。感謝の思いを持って頑張りたい」と意気込んで臨んだマウンドからは、この日もスタンド観戦した母に最高の勝利も贈った。

 そんな伊原について、藤川監督も「さすがだなと思いながら、いつも見ています」と賛辞。交代機については「相手打線が積極的にきていた。点差も1点というのがあって、球数よりも(疲労があった)」と説明した。

 「勝ちというのは僕だけのものじゃない。とにかくチームが勝ったということが一番でかい」と伊原。猛虎の“孝行息子”として、勝利を積み重ねる。(山手 あかり)

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年5月12日のニュース