西武・古賀悠斗捕手 エースとともに歩み、学びを得た苦しい道のり…勝てない日々は将来への大きな糧に

[ 2025年5月5日 08:00 ]

西武の古賀悠斗捕手(左)と高橋光成投手
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 勝てない日々は女房役の大きな糧に――。西武の高橋光成投手(28)が4月29日の楽天戦(ベルーナドーム)で597日ぶりの白星をつかんだ。涙をこらえたヒーローインタビュー。これまでの思いがにじみ出た。苦しかったのは古賀悠斗捕手(25)も同じ。正捕手としても特別な1勝で「率直にうれしかったですね。光成さんの試合で勝ちたいっていう気持ちだけでした」と胸の内を明かした。

 昨年は11連敗中に7度、今季も開幕から4試合でバッテリーを組んだ。そして今季5戦目での白星。古賀にとっても長い道のりだった。

 高橋の平均球速が落ち、三振数が減ったことにより変化球中心のリードを試した。それでも、思いが一致しないこともある。サインが合わず、何度も首を振られたこともあった。「光成さんの考え方に、まだついていけなかったことが多々ある。意見の一致ができないところが勉強不足、コミュニケーション不足」と背番号13の脳内をずっと考え、6回無失点の好投に導いて21試合ぶりの勝利を呼び込んだ。

 結果が出ない日々でも下を向かなかった高橋。その姿は古賀の胸に残り続けている。「勝てない期間で思ったのは、メンタル的なこと。あれだけ勝てなかった時の光成さんの行動を見ていて、弱音を吐かない、常に投げる試合に向けて準備している姿を見ていた。やっぱり凄いなと」。できることは目の前の試合に集中することだけ。エースが教えてくれた。

 この経験はマスクを被ってきたからこそ、得られたものだ。「光成さんだけじゃなくて、ピッチャーの勝てる時となぜか勝てないのかを勉強する。勝てなくなった時に見返すことも僕の仕事でもあるので。そこを突き詰めていくことが今度の引き出しになりました」。迷える投手がいたとしても、支えていける自信がついた。(記者コラム・福井 亮太)

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