大阪ガス・峰下智弘 内野の要としてチーム全体に徹底した声かけ「未然に防げる失点があると思う」

[ 2025年4月19日 08:00 ]

大阪ガス・峰下
Photo By 提供写真

 3年ぶりの都市対抗出場へ向けて、大阪ガスが着実に前進している。3月に開催された東京スポニチ大会では予選リーグを勝ち抜き準優勝。入社11年目を迎えた峰下智弘内野手(32)は、確かな手応えを口にした。

 「守備でミスをしないということはもちろんですが、ピッチャーへの声かけだったり、内、外野への連携が大事。未然に防げる失点があると思うので、今年はより、意識してやっています」

 二塁の定位置から、広い視野でチーム全体を見渡している。峯岡格監督が「経験も豊富で打撃、守備ともに技術を有しており、多くのことに気がつける感性を持ち合わせている」と語るように、内野の要。試合中は率先してバッテリー、内、外野全体に声をかけることで、相手のプレーに対して徹底した事前準備を心がける。

 今季を勝ちきる上で、教訓にしている試合がある。昨年の都市対抗近畿地区2次予選第5代表決定戦。NTT西日本との大一番は3―1で、8回裏の守りを迎えた。分岐点となったのが、1点を返され、なおも1死二塁の場面。1ストライクからの2球目を投じる直前、ボークをとられた。

 「セットポジションが静止しておらずボークを取られましたが、過去の試合でも何度か同じことがありました。僕がそこをもっと意識させないといけませんでした」

 1死三塁と局面が変わると、続く2球目をバックスクリーンへ運ばれた。序盤から終始、主導権を握りながらの逆転負け。チームの精神的支柱であるからこそ、その敗戦をしっかりと受け止めた。「スポニチ大会もそうですが、それ以前のオープン戦、以降のオープン戦もそこはきっちりできていると思います」。逆襲への糧とすることを肝に銘じ、グラウンドに立ち続ける。

 従来は守備、打撃とも技術の追求に時間を費やしてきたが、今冬は週3回のペースで、ウエートトレーニングと体幹の強化に精を出した。筋肥大の成果もあり、体重は4キロ増え79キロに。スポニチ大会でも2本の長打を放った。

 背番号6から31に変更した今季は、これまでの中軸から7番を任される機会が増えた。ポイントゲッターとしてこだわるのは、ここぞの場面での効果的な一打。峰下は言葉に力を込める。

 「得点圏でどういうバッティングをするのか、という部分を求められていると思う。対ピッチャーというよりは、対キャッチャーに重きを置いて、大事な1打席で結果を残せるようにします」

 先のスポニチ大会は4試合で13打数6安打1打点の打率・462。準決勝のNTT西日本戦では1点を7回1死三塁から中越えへ同点三塁打を放ち、その後の逆転勝ちにつなげた。勝負良さは今季も健在。有言実行の男が、大阪ガス打線のアクセントとなる。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年4月19日のニュース