阪神・近本 延長11回決勝2ラン!バックスクリーン3連発から40年目の日に豪快アーチで首位肉薄だ

[ 2025年4月18日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7-5ヤクルト ( 2025年4月17日    神宮 )

<ヤ・神(4)>11回、2ランを放つ近本 (撮影・白鳥 佳樹)
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 猛虎の「記念日」に、価値ある一勝だ。阪神は17日のヤクルト戦で、5―5の延長11回に近本光司外野手(30)が決勝の2号2ラン。佐藤輝明内野手(26)は8回無死二塁から右中間に一時逆転の5号2ランを放った。85年の4月17日の「バックスクリーン3連発」から40年を迎えた日に、豪快なアーチ攻勢で勝利。きょう18日からの首位・広島との直接対決3連戦(甲子園)を前に、0・5ゲーム差に肉薄した。

 チームを、そして“盟友”を救うアーチを、神宮の夜空にかけた。5―5の延長11回。終盤にドラマの連続となった死闘にケリをつけたのは、近本のバットだ。1死一塁から来日初登板のバウマンの直球を強振。打った瞬間に確信する、右越え2号決勝2ランだ。

 「この風が吹いていて、神宮なので“頼む!”と思いました。打球が上がって時間があったので心配な部分もありましたけど、入って良かったです」

 絶対に負けるわけにはいかなかった。2点リードで岩崎がマウンドに上がった9回。1点差に迫られ、なお2死二塁で村上が打席途中に負傷し、代打・赤羽が送られるまさかのアクシデントが発生した。球場中に動揺が残る中、守護神が1球で赤羽を遊ゴロに打ち取ったかに見えたが、木浪がまさかの後逸。痛恨の適時失策で土壇場で追いつかれた。

 18年ドラフト同期で同学年。入団当初から「キナチカ」あるいは「チカキナ」コンビとして1、2番を組んできた。木浪のストイックな性格や練習姿勢は誰よりも知っている。近本らしく「いや、カバーできたとかは(ない)。自分のやることは変わらない。最終的にカバーできたのなら良かったです」とクールに振り返ったが、特別な仲間のダメージを減らす大仕事だった。

 第2~4打席と連続安打し、今季2度目の猛打賞で今季初の4安打&5出塁。特に大きかったのが、0―1の2回2死一、三塁からの右前同点打だ。

 「得点圏で何打席凡退したか分からないぐらい打っていなかったので。まず一本出たので、良い流れで今日の試合はいけた。凄く、僕の中だけで気にしていたので」

 この一打が今季、得点圏で実に17打席目での初安打。一本出たことで、本来の勝負強さを取り戻した。自身初の延長戦での本塁打も必然だった。

 藤川監督は「日々新たなんでね。過去を引きずってプレーしている選手はいない。今後、ああいうものが出てくるんじゃないですかね」と爆発に期待。死闘の末にもぎ取った勝利で、得たものは大きい。 (山添 晴治)


 《輝との競弾4戦全勝》近本(神)が延長11回、勝ち越しの2号2ラン。プロ7年目、通算47本目で延長戦の本塁打は今回が初めて。8回には佐藤輝が逆転の2ラン。2人の本塁打競演は4月5日の巨人戦以来通算4度目で、チームは4戦全勝している。

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