槙原寛己氏 ドジャース・佐々木 「生命線」全身使っての投球見せた5回の投球

[ 2025年4月14日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース16―0カブス ( 2025年4月12日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>5回1失点のドジャース先発・佐々木(撮影・沢田 明徳)
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 【槙原寛己 視点】好守にも助けられて初めて5イニングを投げ切ったドジャース・佐々木だが、その5回の投球は今後につながるものだった。

 慣れない大リーグ公式球の影響か、4回までは直球など指の「かかり」が悪いボールが多かった。スピンが利いておらず、同時にシュート回転する。2回にブッシュに浴びた先制アーチも、内角を狙った直球が外角高めに抜けたものだった。

 そんな中で5回にボールの質が良くなった。左足をしっかり高く上げて、体を大きく使って投げるように修正。この回に2安打こそされたが、ボールが走り出したことで差し込んでファウルにするシーンもあった。小手先で「シュート回転しないように…」と細工するより、下半身から全身を使って投げる直球こそ佐々木の生命線。きっかけを得られたイニングになったはずだ。

 全体的な内容では前回登板の方が良かったかもしれない。ただ、ロッテ時代の完全試合で「令和の怪物」となった右腕もまだ23歳。一歩ずつだが、新天地で確実に階段を上っていると思う。(スポニチ本紙評論家)

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