オリックス・中川の逆転V弾で史上最高タイの開幕ダッシュだ 15年ぶり3カードで貯金6

[ 2025年4月7日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス6―4日本ハム ( 2025年4月6日    エスコンF )

<日・オ>6回、逆転3ランを放つ中川(撮影・高橋 茂夫)
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 オリックス日本ハムに6―4で競り勝ち、6連勝を飾った。2点劣勢の6回2死一、二塁で、中川圭太内野手(28)が左翼へ決勝の1号逆転3ラン。開幕3カード終了時の貯金6は10年以来15年ぶりで、1952年のフランチャイズ制以降では球団最多タイとなった。2位・楽天に2・5ゲーム差をつけ、岸田オリックスが歴史的スタートダッシュに成功。セ・リーグでは3連勝の阪神も首位に浮上し、ともに新監督が率いる関西2球団がセパの最上位に立った。

 今のオリックスには、逆境をはね返す勢いがある。2点を追う6回に2死から頓宮、オリバレスの連打で一、二塁。7番・中川が一振りで、これ以上ない結果をもたらした。

 「甘い球を打つことだけしか意識していなかった。いい角度で打球が上がってくれた」

 日本ハム・バーヘイゲンの2球目、甘く入ったスライダーを逃さない。鮮やかな放物線を描いた打球は、オリックスファンの歓声に彩られつつ左翼スタンドへ飛び込んだ。開幕から全試合4番出場を続けていた杉本が、左足の張りで2回守備から途中交代。主砲不在の危機を救う、値千金の1号3ランだった。

 2度にわたって左太腿の故障で離脱した、昨季の雪辱を誓う7年目。今月12日に29歳を迎える背番号67は、グラウンド外でも兄貴分として存在感を発揮する。4日に食事の席をともにしたドラフト4位・山中には、プロ初打席で楽天・松井(現パドレス)に空振り三振した自身の経験を踏まえ「後悔は全くしていない。状況を見て小さくなるんじゃなくて、しっかり振ってきた方がいい」と助言。5日にプロ初出場で初適時打を記録したルーキーは「自分がやってきたことが間違ってないと思えた」と、その金言にこうべを垂れる。

 「(同学年の)頓宮みたいに本塁打が打てるわけでもないし、宗みたいに(走攻守)三拍子そろっているわけでもない。自分のプレーをして、勝利に貢献したい気持ちだけ」

 ドラフト7位入団から主力にはい上がった男は、そう言葉に力を込めた。敵地5連戦を全勝し、6連勝で貯金6。それでもチームに慢心はない。「これでまた、かぶとの緒を締めるじゃないですけど…毎試合毎試合、新たに挑戦者としてやっていかないといけないので」と岸田監督。昨季5位からの逆襲へ、新生・岸田オリックスが、これ以上ないスタートダッシュで首位を走る。(阪井 日向)

 ≪V率50%、Aクラス率75%の吉兆データ≫
 オリックスは開幕3カードを終えて7勝1敗の貯金6。フランチャイズ制の52年以降、チームの3カード終了時点の貯金では
72年(6)(6勝0敗)
76年(6)(7勝1敗)
89年(6)(6勝0敗)
10年(6)(7勝1敗)
に並ぶ最多となった。なお過去4シーズンの最終順位は72、76年が優勝、89年が2位、10年が5位。V確率50%、Aクラス率75%になる。

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