佐々岡真司氏 広島・森下これぞエースだ 試合中の修正能力と流れ引き寄せる投球はさすが

[ 2025年4月5日 05:45 ]

セ・リーグ   広島8―2DeNA ( 2025年4月4日    マツダ )

<広・D>今季初勝利を挙げファンとタッチする森下(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 【佐々岡真司 視点】森下は、さすがは開幕投手という投球だった。

 正直、この日は、いいときのズバッとくるコントロールはなかった。牧に打たれた本塁打もカットボールが抜けたもので、制球に苦しんでいる面さえ見受けられた。そんな状況でも持っている球種をすべて試しつつ、この日のベストを探っていった。捕手の会沢とも話しながら、徐々に状態を上げていった。マウンド上で投球を修正していけるのは、経験値あればこそ。さすがの修正能力だった。

 勝負どころも押さえている。チームが逆転した次の回から3イニング連続で一人の走者も出さず、流れを自軍に引き寄せた。野球の流れを分かっている。そういう投球ができるから、今年、新井監督からエースとしての役割を託されたのだと思う。

 開幕戦も7回2失点と好投したとはいえ、チームを勝利に導けなかった。その責任は、ずっと感じていたと思う。だからこそ、この1勝はすごく大きい。気持ちに余裕が生まれた次の登板では、また違った森下を見せてくれることだろう。 (スポニチ本紙評論家)

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年4月5日のニュース