【センバツ】31年ぶり春頂点へ智弁和歌山・渡辺、親友の横浜・為永斬りだ「最高の舞台。ゼロに抑えたい」

[ 2025年3月30日 06:00 ]

選抜決勝を前日に控えて笑顔を見せる智弁和歌山・渡辺(撮影・河合 洋介)
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 第97回選抜高校野球大会は、30日に智弁和歌山(和歌山)と横浜(神奈川)の決勝を迎える。チームを準決勝までの4試合中3度の零封勝利に導く原動力となった智弁和歌山のエース右腕・渡辺颯人(3年)は、くしくも横浜市出身。相手打線で待ち構える親友を抑え、1994年以来31年ぶり2度目の優勝を目指す。

 約束した甲子園での再会が決勝の大舞台でかなうことになる。横浜市出身の渡辺にとって、相手の背番号5・為永皓(3年)は親友と言える間柄。出身校や所属チームは違ったものの、互いの自宅が近かったことで中学時代は2人で毎日のように練習した。高校進学前には「甲子園で会おう」と誓い合った。帰省のたびにディズニーランドへ行き、そろってカチューシャをつけることが恒例行事。両校が決勝進出を決めた前夜には「夢がかなったな」と称え合った。

 地元の名門・横浜に対して「一番の憧れ」と特別な感情を隠さない。小学生の頃は県大会を現地観戦し、甲子園大会をテレビで応援した。高校では1年秋に練習試合で対戦も、その時は登板機会に恵まれなかった。相手は「凄い打者ばかり。切れ目がない」という超強力打線。阿部葉太(3年)ら中軸を機能させないためにも、2番打者の親友を抑えることがカギになる。

 浦和実との準決勝で右すねに打球が直撃した。待望の対戦を手負いで迎えるが、「肩肘も足も状態はいい」と軽症を強調。初戦から5試合連続の先発登板に意欲を示した。

 これまで甲子園で、あまたの強豪を打ち崩してきた「強打の智弁和歌山」。だが、今回は4試合中3度の零封勝利と投手力を武器に勝ち上がった。零封勝利4試合で優勝すれば1977年箕島(和歌山)以来、48年ぶり7校目の快挙。「やってきたをことを出せる最高の舞台。ゼロに抑えたい」。横浜市出身のエースが、横浜を抑えて頂点に立つ――。最高のシナリオは、でき上がっている。 (河合 洋介)

 ○…智弁和歌山は今大会、初戦から準決勝までの4試合中3試合で零封勝利。これは同校の春夏通じて最多を更新。大会4試合以上の零封勝利で優勝なら、1977年箕島(和歌山=○1―0名古屋電気、○10―0豊見城、○2―0智弁学園、○3―0中村)以来、48年ぶり7校目の快挙となる。

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