【センバツ】浦和実・小野主将 歴史作った背番号「10」の“監督”「夏は日本一に」

[ 2025年3月29日 05:00 ]

第97回選抜高校野球大会第10日 準決勝   浦和実0―5智弁和歌山 ( 2025年3月28日    甲子園 )

<横浜・健大高崎>7回、伝令でナインに声をかける浦和実・小野(撮影・北條 貴史
Photo By スポニチ

 浦和実には背番号10の“監督”がいる。辻川正彦監督から「お前はオレだ」と全幅の信頼を受ける、主将で外野手の小野蓮(3年)だ。チームをまとめ、ナインと指揮官の心をつなぐ。進撃は止まっても歴史をつくった。

 聖地初出場で4強という成績を残し「凄く悔しい。もっとチームの力になれたんじゃないかと。でも、チームは凄い成長したと思う」と言った。ベンチでは辻川監督から一番離れた場所で守備の指示を出し、攻撃中は三塁コーチも務めた。走者が出ると、けん制での帰塁や離塁の合図を送る。役目は試合だけではない。「監督と選手が同じ意見を持てるように」。チームのためを思い、嫌われるのを覚悟で仲間を厳しく叱責(しっせき)したこともある。

 小、中学時代に主将を務め、チームをまとめることにやりがいを感じた。そのキャプテンシーに着目した浦和実OBで元巨人の小原沢重頼コーチに「うちに来てチームを変えてくれ」と勧誘され、入学。「自分の手でチームを変えて甲子園へ行こう」と強く思った。

 聖地出場という願いはかなったが、満足はしていない。理想とするチームまで「やっと半分」と言った小野は、悔し涙をこらえて続けた。「歴史はつくったけど、もっとつくりたい。夏は日本一に」。(秋村 誠人)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年3月29日のニュース